こんにちは、むいむいです。
前回は一周年の記事をお送りしましたが、皆さんのコメントで心が温かくなりました。ありがとうございます。
そして年末年始9連休、結構長いなと思っていましたがあと少しかと思うと、複雑な気持ち。
あと3日位欲しい。はい、贅沢ですね。
今回は二口ガスコンセントについてお話します。
新年早々マニアックな話題で申し訳ありませんが、たぶんレアな設備なのでいつか紹介したいと思っていました。
ガスに興味が無い方は飛ばしてください!
また、都市ガスを基準に記事内容を作成しているため、プロパンガスを使用の方は参考程度として下さい。
洗面所でガスファンヒーターとガス乾燥機を使いたい
前々回のエントリーで洗面所にガスファンヒーターはおすすめだよという話をしました。
この記事で紹介したように、洗面所でガスファンヒーターが使えると何かと便利です。
特に私のような寒がりにとっては助かります。
また、乾燥機も当ブログでは何度か取り上げてきた設備で、家事楽な家作りを目指すためには必要なものです。
電気のドラム式洗濯乾燥機と、電気の縦型洗濯機+ガスの乾燥機でどちらがいいかという比較は難しいのですが、私は壊れにくさやホコリの詰まりにくさからガス乾燥機を推しています。
洗面所にガス栓が二つ必要?ガス栓は分岐できない?
この二つのガス機器は実家でも使っており、非常に良かったので新居にも付けることにしました。
ただ、実家は二つのガス機器を洗面所で使うことを想定していなかったので、ガス栓が一つしかありません。
冬以外はいいんですが、冬が面倒です。
通常時はガスファンヒーターに接続しておいて、ガス乾燥機を使う時だけガスコードを差し替えるというめんどくさい事をしていました。
真冬の朝型、ガスファンヒーターの電源を入れても点火しない、と思ったらガス乾燥機を使ったままガスコードを挿し直されてなかった。よくあることです。
「使ったら戻しとけよ!!」
と、これが原因で家族喧嘩になる事もあるとかないとか。
電源タップのように、ガスも分岐できるものは無いのか調べてみたんですが、通常ガスは分岐できないようです。
まったく不可能ではないんですが、非推奨のものを使っていてガス漏れというのも怖いので、諦めました。
むいむい家の新居では、最初から二つのガス機器が使えるように、洗面所にガス栓を二つ付ける事にしました。
電気のコンセントって最初から二つや三つ挿し込めるように穴がありますよね。
ガスも同じように二つ挿せるものは無いかと思って調べてみたら、二口ガスコンセントというものがありました。
二口ガスコンセントって何?
その名の通り、ガスコードを2個同時にさせるコンセントです。
普通のガスコンセントは、コンセントに対して挿せるガスコードはひとつ。
二口ガスコンセントはガスコードが二つ挿せます。
この二口ガスコンセントはネットで調べて存在を知りましたが、物がレアらしく建築業者の担当も、ガス業者も知りませんでした。
取付した業者に聞いてみたら、初めて取り付けたと言っていたので、珍しいものなんだと思います。
それもそのはず、ガスコードを二つ同時に使う場所ってあまりありません。
ガスコンロの接続ではガスコードを使用しませんし、キッチンでガス炊飯器とガスファンヒーターを同時に使うか、洗面所でガスファンヒーターとガス乾燥機を同時に使うときぐらいです。今回は後者ですね。
ガス会社によって使えるガス栓は違う
ガス栓は、各ガス会社によって使用しているメーカーが異なるので、これを付けて下さい!とお願いしても、そのガス会社が採用していないガス栓だったら取り付けることが出来ません。
電気だったらなんでも付けれるのに、ガスは厳しいんですね。安全が絡むからでしょうか。
私もそこまで詳しくないので細かくはわかりません。
二口ガスコンセントの設置費用は?
ところで、二口ガスコンセントの費用はいくらなんでしょうか。
これも各ガス会社によって異なりますし、適用される単価により異なるという答えになってしまいますが、それでは参考にならないので各社の費用を見てみます。
都市ガスは東京ガス・大阪ガス・東邦ガスの3社で全体シェアの7~8割を持っていますので、これを参考にします。
まず新築の場合です。
東京ガスは一口も二口も同じ。
大阪ガスと東邦ガスは二口のほうが1000~2000円ほど高いが、ガス栓ひとつの値段からみると5~10%程度の差額。
増設の場合はどうでしょうか。
東京ガスと大阪ガスは一口も二口も同じ値段。
東邦ガスはガス栓で細かく値段が違うが、二口のほうが2000~4000円ほど高い。
ちょっと細かい話ですがこの増設とは、ガス管を分岐するなどして配管を新たに行う場合の単価でガス栓を単純に取り換えする場合などは除きます。
まとめると、一口も二口も値段が変わらないか、変わってもガス栓の費用の10%程度。
ただし東邦ガスの増設の場合など、一部例外あり。
参考資料
ガス設備の修理・メンテナンス – ガス工事のお申込み方法/大阪ガス
今住んでいる家に後からガス栓を増やせる?増設できる?
新築ではなくても、あとからガス栓を増やす事はできるようです。(例外はあると思います)
ただ、壁に埋め込むタイプはたぶんあとから設置する事は難しいと思います。
電気コンセントも埋込型の増設はできるケース・できないケースがありますので、ガスとなると配管も大きいのでより難しいと思われます。
ただ、下記のような露出型の二口ガスコンセントであればどこでも増設可能だと思われますが、詳しくはガス会社に問い合わせたほうが良いでしょう。
終わりに
一口ガスコンセントでいいと思ってたらあとで二口が必要になった、という私の実家のような場合。
あとからガス栓を増やそうとしたら2万円前後のお金はかかりますし、ガス栓を単純に一口から二口へ交換するならもっと安いと思いますが、工事できるケース・できないケースがあると思います。
何よりお金がかかる+面倒くさいのでそのままになってしまいがちで、実家がまさにそんな感じ。
検討するのも面倒なので差し替えで対応しています。
なので、もし洗面所にガス栓を付ける場合は、二口を使う可能性もあるかも?と考えてみるといいかもしれません。
新築時なら一口も二口も値段が同じだったりしますし、差額があっても1000円2000円程度です。
高断熱な家だからガスファンヒーターはいらないと思うけど、もしかしたら朝や入浴前の洗面所は寒いかもしれない。
電気のドラム式洗濯乾燥機を持ってるからガス乾燥機は使わないけど、もしかしたら買い替えするときにガスを選ぶかもしれない。
同じ値段または差額が誤差なら、使わないかもしれないけど今後のために付けておこうという選択肢もありますね。
洗面所でガス乾燥機とガスファンヒーターを両方使う人も少ないと思いますが、どちらかを導入するのであれば、二口ガスコンセントも検討してみてください!
それではここまで(マニアックな記事を)お読み頂きありがとうございました。
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