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リビングー通風用の窓、FIX窓

こんにちは、むいむいです。

前回はリビングのメインの窓についてお話ししましたので、今回はその他の窓について書きたいと思います。

 

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通風のための窓

暖かい季節は窓を開けて、風を感じながら過ごしたい。

たまの休みは窓から入る光で、明るい部屋で過ごしたい。

明るさも通風も良い家の大事なポイントだと思います。

 

明るさは、前回お話したメインの掃き出し窓でほとんど確保されていますが、通風はというとまた別になってきます。

大きな掃き出し窓を開けていれば、それはとても風通しの良い部屋にはなりますが、掃き出し窓を開けっぱなしにするのはどうでしょうか。

 

掃き出し窓は、そのまま開ければ誰かが侵入することもできますし、ペットや小さな子供がいれば網戸を開けてそこから外に出てしまうこともできてしまいます。

実際にそうなるかはともかく、安易に人が出入りできる場所を開けたままにするのは少し抵抗があります。

その点、小さな窓であれば人が出入りすることはできないので、家にいる間は開けておいてもいいか、という気持ちになります。

もちろん開けっぱなしにするのは防犯上問題があるかもしれませんが、掃き出し窓よりかはいいですよね。

 

前住んでいた賃貸では、人が入れないサイズの小さなサイズの窓が2箇所あったので、外出時も窓を開けることができ、部屋の換気にとても活躍しました。

ちょっとでも通風が取れていると、真夏に部屋の温度が上昇しなかったり、部屋の温度を快適にする面でも良いことがあるんですよね。

そんな経験もあり、新居にも通風を考えた窓をつけたいと思っていました。

 

ソファ上の横すべり出し窓

ここの窓は、横すべり出し窓というタイプで、上が吊り元になり外側に開く窓になります。

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ここで取り付けた窓は、幅119㎝高さ30cmのもので、窓の上端が180㎝、下端が150cmになります。

操作は左下にあるハンドルを回すことで開け閉めできるタイプで、ハンドルの事をオペレーターと呼びます。

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中や外から見た外観もスマートです。

型ガラス(くもりガラス)であれば外からは見えませんし、開けても外から中は見えないので、プライバシーが保たれます。

開けたとき窓がひさしの代わりにもなるので、雨も基本的に入ってきません。

 

この窓の目的は、通風の確保、見た目のアクセント、採光が挙げられます。

見た目のアクセントとしては、壁に何もないとちょっとのっぺりした印象を受ける気がするので、室内のアクセントとしては貢献しているのではないでしょうか。

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窓がない画像も比較用で作ってみました

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横すべり出し窓より縦すべり出し窓のほうがウインドキャッチ効果というものがあるので、風通しを確保することができますが、設置したかった場所には横すべり出しのほうがかっこよく設置できると思いました。

※ウインドキャッチ効果は下記参照

LIXIL | 縦すべり出し窓 採風モデル | 商品特長

 

少し高い位置につけたのは意味があります。

外が明るい時間帯にテレビを見るときに、問題となるのは窓から入る光の映り込みです。

テレビを見やすくするために隣の掃き出し窓一つの窓を閉めるぐらいは簡単ですが、何か所も窓を閉めるのは面倒だなと思ったので、テレビに光が映りこまない高さに窓を設置しました。

おかげでソファーに座っているときは、ここの窓から光が映りこまないようになりました。

 

予想外だったのは、床に寝転んでいると高い位置でもやはり光が映りこんでしまうことです。

ソファに座っていれば問題ないのですが低い位置に寝転んでいると角度的に映ってしまいます。

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シェードカーテンやロールスクリーンをつければ寝転んでも光が映りこむのを減らすことができますが、それも面倒だし、付けてしまうとそれはそれで見た目がスッキリしないような気がして、あまり気が進まない状態です。

寝転んでおり、外が明るい時間という条件付きなので、どうしても映り込みが気になるようなら今後手を打とうかなと思っています。

 

しかし、テレビの対角上に大きな窓があるとかなり映り込むのではないでしょうか?

なかなかイメージし辛い問題なので、要注意ですね。

そういえば、実家のテレビの対角上にある窓は小さな窓でしたが、腰高程度の位置まであるタイプの上げ下げ窓で、映り込みのおかげでいつもカーテンが閉められていました気がします。

せっかく窓をつけても、カーテンをつけておいて開けるのが面倒でしめっぱなしというのではあまり意味がありませんから、テレビと窓の関係は難しいですね。

 

横すべり出し窓の操作性と設置高さ

横すべり窓の操作にはオペレーターというハンドルを回すタイプを選択しましたが、通風のためにハンドルを操作する頻度が高いと考えると、ハンドルに容易に手が届くかどうかも重要だと思いました。

モデルハウスなどで確認したところ、妻の身長と同じ160cm位の高さのハンドルなら妻でも容易に操作できることがわかりました。

ただ、窓の直前に立っていればその高さで良くても、窓の手前にソファが来るのでハンドルに手を伸ばした時は前屈みになります。

そうすると、160cmよりもっと低いところにハンドルがなくてはならない事になります。

 

並んだ窓の高さは出来るだけ合わせたほうが見栄えが良い、というのを聞いていたので、できるだけそうしようと思っていましたが、設置したい窓は幅120cm高さ30cm。

掃き出し窓上端の200cmに合わせて横すべり出し窓を設置した場合、ハンドルの位置は170cmになってしまいます。

 

上が高さがズレているもの、下が高さを合わせたもの。あんまり変わらない?

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窓の上端の高さを合わせつつ、ハンドルの高さを下げたいなら、もっと窓を大きくすればいいんじゃないか?と思い、窓の高さを50cmにする事も検討しました。

そうすれば上端を合わせてもハンドルの高さが150㎝になります。

しかし、 窓の高さを50cmにするとなんだか見た目がよくないような気がしてきます。

 

横すべり出し窓の高さを50㎝にしてみた

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画像ではよくわかりませんが、同じような窓をついている家を見てみてイメージを固めた結果、高さ30cm位のほうがスタイリッシュなので50cmはやめようという事になりました。

そもそも、同じ面に高さがまったく合っていない窓が並ぶと若干違和感を感じますが、違う面であればそんなに気にならないような気がしたので、高さを合わせることは妥協し、ハンドルを操作できる高さにしつつ、反射を考慮してできるだけ高い位置に窓を取り付けることにしました。

 

縦すべり出し窓の外観

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ダイニング横の縦すべり出し窓

ダイニングの横にあるのは比較的大きな縦すべり出し窓です。

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ここには我が家には比較的数の少ない縦すべり出し窓があります。

リビングの片方の通風用の窓が横すべり出し窓なので、こちらで風を呼び込んで部屋の空気を入れ替える作戦です。

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この大きさにした理由としては、横すべり出しで悩んでいたように、上端を隣のFIX窓(後述)と合わせたかったという事が挙げられます。

上端の高さは隣のFIX窓と同様に230cmにしたい。

しかし、ハンドルの高さは操作できる位置にしたい、ということで窓の高さは自然と90cmに決まり、ハンドルの高さは140cmになりました。

手前にテーブルを置く予定なので、それを見越してハンドルの高さにはゆとりを持たせた低さにしました。

横幅はというと、シミュレーションしてみて狭いより広いほうがバランスが取れているような気がしたので、大きめの60㎝にしました。

例えば小さめの幅30㎝に比べ幅60㎝ともなると、窓が大きくなるのでハンドルが重くなるんじゃないか、という懸念もしましたが、これはショールーム等で確認したところではさほど変わらないように感じました。

 

こうして見るとここはあっさり決まったように思えますが、図面を見ると上端の高さは225㎝で窓の高さが70㎝と書いてありましたので、おそらく図面が出来上がってから窓の高さの修正があったり、手が届かないことに気づいてさらに大きな窓にしたりしたんだと思います・・・。

 

まだ家が完成してから暖かい季節を迎えていないので、使い勝手がどうかはわかりませんが、換気のときに開けてみるとこの窓はとても風をよく通します。

窓が大きいのでウインドキャッチ効果も大きいのかな。

 

縦すべり出し窓には霧除け(ひさし)をつける

窓自体がひさしになり雨が入りづらい横すべり出し窓と異なり、縦すべり出し窓は何もないので雨が入りやすい形です。

多少は仕方ない面もありますが、ここの窓の手前にはテーブルを置いて書類等を一時置きするスペースにしようと思っているので、雨が吹き込むのを少しでも避けるために、霧除け(ひさし)をつけました。

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最近の家はコスト減のためなのか、見た目をスッキリさせるためなのかコレがついている家はあまり見ないですね。

大工さんにも「コレいるー?珍しいね」と言われました(笑)

我が家は基本的に通風用の窓の上には軒が来るか、横すべり出し窓で窓自体がひさしになり雨が吹き込まないようにしていますが、ここの窓だけはそれが無いので、一応霧除けをつけました。

とは言っても少しだけしかせり出していない(奥行35cm)ので風が吹けば中に入る可能性は高いですが、無いよりかは良いと思います。

雨が降っても多少なら窓を開けていられるようにという配慮もあります。

LIXILのユニットひさし キャピアA型 幅83cm 奥行35cm 定価33100円で、オプション費用は施工費込み3万円でした。

 

キッチン吊り戸上のFIX窓

最後はこちら。

FIX窓というのは、開閉することのできない、はめ殺しの窓のことです。

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キッチンの吊り戸の上の部分は、どうしても脚立がないと使えない高さになるため、めったに使わないものか、捨てるに捨てられない貰い物などをしまう場所になりがちです。

しかしそうしたものをしまうのなら、いっそその部分の吊り戸は無くして窓にしたらどうか、というアイデアを採用しました。

たまにモデルハウス等で見かけていて気になっていたのですが、実際にやってみて気に入っています。

 

これがあると奥のほうまで視線が抜けるのでキッチンが広く見え、部屋全体の開放感を広げます。

北に面した窓になりますが、隣の家からの反射で柔らかい光が入るので、朝や昼間にキッチンをほんのり明るくします。

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ここの窓は当初、入れたいサイズの窓の既製品が無いので、冷蔵庫上まで窓を伸ばして横160cm縦23㎝を二つ並べるという形にしており、図面にもそう記載されています(笑)

しかし、二つ並べると折り下げ天井とサイズ感が合わない。

どうしようか悩んでいたところ、特注サイズのものならもっと大きなものを設置できる、という話になり、横251cm縦23㎝のものを設置する事になりました。

なぜか古い図面を渡されたので、図面には二つ並んでいる事になっていますが、実際についているのは一つです。

ここまで横長な窓がついている家はあんまり見たことないので、我が家のユニークなポイントの一つかもしれません。

 

他の建築業者の施工例に、窓枠を天井にぴったりくっつけている事例があったので、本当はそのようにしたかったのですが、それは施工が難しいのでうまくできるかどうかわからないと言われ、このような形になりました。

建築事務所に設計を依頼しているわけではないので、こういう細かなところで無茶を言うわけにもいきません。

なのでその点は諦めましたが、出来上がってみて十分いい感じだと思っています。

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今回のように、吊り戸の上に窓を設置することと、吊り戸の下につける場合の違いとしては、窓が開くかどうかではないでしょうか。

吊り戸の下につけていれば、引き違いでもいいですし横すべり出しでも窓を開けることができますが、吊り戸の上に付けている場合は、高所用窓にして紐で操作するか電動で操作するかしかありません。

紐で操作するのは大変ですし、紐を垂らすところには吊り戸を設置できません。

電動は、オプション費用が結構高くなりそうだったので諦めました。

そもそも、開くタイプの窓の場合、ここまで大きなサイズの窓が無かったので、一枚窓にする時点で開けることはできない、それなら一枚であることを優先して、開けるのは諦めよう、となりました。

諦めた理由として、掃除が難しいところの窓を開けられるようにしてしまうと、掃除が難しいところに汚れが溜まってしまうのではないかという懸念もありました。

そもそも近いところに縦すべり出し窓があるので、ここはFIX窓でもそんなに問題があるとは思えませんでした。

 

設計時は気づかなかったが、窓の発注の時点で気づいたこととして、このサイズのFIX窓は型ガラスでの作成ができないという事があります。

型ガラスとは、透明ガラスと違い表面がでこぼこしておりガラスの向こう側がぼやけて見えるガラスの事です。

我が家は、西面と北面は採光のためにだけ窓を設けているので、この面はすべてこの型ガラスを使用していますが、ここだけ使用できないことが後になって判明しました。

ここの窓が普通の透明ガラスだと、角度によっては北側の家から我が家のリビングが丸見えになってしまうので、建築業者のアドバイスで、シートを張ることにしました。

 

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吊り戸がついてしまうと施工し辛くなるので、窓がついたタイミングを見計らって、上記の商品を建築中に張りに行き、なんとか型ガラスっぽく仕上げることができました。

レビューには簡単だよってコメントがありましたが、なんせ窓の横幅が大きいので、意外と難しかったです。

 

最後に外から見てみる

外からFIX窓と縦すべり出し窓の二つの窓を見た感じ。

外から見ると窓の高さを合わせたのが良かったのかどうか、いまいちよくわかりません。

中から見た感じだと窓の高さを合わせてよかったな、と思います。

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建物外観(北東側)

ごちゃごちゃしてるのが北面です。

北面は実用だけ考えて窓を配置しているので、外から見ると何とも言えない感じ。

来客からは普段見えない方向なので、仕方ないですね。

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窓って難しいですねー。それでは。

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