こんにちは、むいむいです。
新築を建てる時・買う時に欲しい設備として、パントリーがよく候補に出るそうです。
このパントリーというのは、こんなイメージ。
食料やストック品などを貯蔵することができます。
引用:丁寧な暮らしのルール 〜収納・料理・インテリア・ときどき双子〜
私は、家を検討しているときに1畳程度のパントリーが欲しいなーと思っていました。
しかし家の大きさとは限られているもの。
欲しい設備を全部詰め込んだら、いくら家が広くてもキリがありません。
パントリーは必要か?という事を真剣に考えた結果、むいむい家では残念ながらパントリーを採用しないことにしました。
この記事では、どういった視点で検討した結果、採用しなかったのか?という事を述べていきたいと思います。
1.収納力を考える
まずは収納力という視点からパントリーが必要かどうかを判断します。
私が行った手順はこうです。
- 新築のキッチン収納(パントリーが無い場合)をイメージする。
- 今住んでいる家のキッチンの収納力はどれぐらいか調べる。
- 今のキッチンの収納力と、新築のキッチンの収納力を比較する。
- その結果からパントリーが必要かどうか判断する。
という感じでやってみました。
検討していた新築のキッチンはこんな感じ。
大きめの幅2700mmのカップボードに、吊り戸、シンク側にも収納はあります。
アパート時代のキッチンの収納力は、見た目を無視しているのでそこそこあります。
恥ずかしいぐらいゴチャゴチャしてるのですが、参考までにこんな感じです。
これしか写真なかった。笑
このアパートにある物を、棚1枚に乗っているものを1ブロックとして、新築のキッチンに当てはめていきます。ざっくり。
そうすると・・・新築のキッチン収納は、アパートの2倍以上にはなるだろうという事がわかりました。
こうして考えてみると、新築のキッチン収納は思ったより入るな!と感じました。
新築のキッチン収納にどれだけ物が入るかわからない場合は、メーカーのショールームに行ってみるのもいいです。
ホームセンターのリフォームコーナーで見てもいいし。笑
この2倍以上の収納力になるという結果を見ると、パントリーが無くてもカップボードやシステム収納で十分だろうという印象を受けました。
ですが、将来的に物が増えるという事や、収納力には多少ゆとりがあったほうが出し入れが容易になるため、2倍というのは必ずしも安心できるものではないとは思います。
ただ私達はあんまり物を増やさないタイプなので、現状でもなんとかなっているのに将来、物が2倍にも増えるだろうか?と思うと、収納が足りなくなる事はあまりイメージができませんでした。
ここの結論としては、パントリーが無くても収納は足りそう。という事でした。
2.何を収納するか考える
パントリーに収納したいものは何があるか考えてみます。
例えば飲み物やお菓子のストック、キッチン家電、大きめの鍋、紙類のストック等、普段使わない食器、などでしょうか?
実際に何を入れたいかを考えてみると、私はあんまり入れるものがない事に気づきました。
飲み物やお酒もそんなに多く買わないし、お菓子も食べ過ぎるので買わないし、賞味期限が知らぬ間に切れてるのが嫌なので食料系のストックもあまり買わないし、キッチン家電や鍋類もそんなないし、来客者用のアイテムなんてないし・・・笑
これは好みによるところかと思います。
私達は、キッチン家電や調理器具は増えるかもしれませんが食料は管理できないほど増やしたくないと思ったので、パントリーがあってもそこまで食料は増えないかなと思いました。
ここで感じたのは、パントリーは私達にはあまり向いてないかも。という事でした。
3.実際の使用例を参考にする
次に、パントリーの実際の使用例を見て検討を行います。
幸いにも私は、築20年の実家に2畳ほどのパントリーがありまして、それを参考にしたので楽でした。
もし実際に使っている例が見れなければ、ネットにある実際の使用例を見て参考にするのもいいと思います。
友人宅にパントリーがあれば、拝見させてもらうのもいいかも。
まず実家のパントリーを見て思ったのは、キッチンと直接関係のない雑貨が6~7割ぐらい入っていました。
具体的にはトイレットペーパー、ティッシュ、洗剤などのストック品、日用品のストック品、紙袋やエコバッグ等、工具類、掃除機、などなど・・・
入れるのにちょうどいい他の場所が無かったのでパントリーに突っ込まれたと思われます。笑
イメージしていた新築では、それらの雑貨はキッチンとは別の場所に保管しようと考えていたので、それらの雑貨はパントリーにしまう必要はないという事になります。
そうすると、残りの3~4割の物がパントリー以外のところに収納できれば良い事になります。
ただその3~4割の物も、収納力や使い勝手が向上した最近のキッチン収納であれば十分収まる気がしました。
それと両親は物が捨てられないらしく、調理器具や食器等が結構あったので、それらを整頓すれば現状パントリーがなくても食料類は収まるんじゃないかなという気もします。
ここのまとめは、実際の使用例を参考にするとパントリーの具体的なイメージがわきやすいという事でした。
ネットにあるパントリー使用例の画像を見るのも、パントリーに収納する物がイメージできるのでいいと思います。
私達は実家を参考にしてみて、あればいいけど無くても何とかなるな、と思いました。
現在は夫婦2人と生後8ヶ月ベビーなので食料が少ないですが、将来的に4人家族になったら物が増えると思われます。
そうなっても実家にあるものをベースに考えれば、物が増えた先にどうなるのかという点もイメージが湧きやすいと思います。
4.パントリーのメリットは自分達に合ったものか?
よく言われるパントリーのメリットは自分達の暮らし方や間取りと比較してどうか、考えてみます。
まずはキッチン用品の収納量を増やせるというメリット。
これは確かに重要なポイントです。
キッチンまわりは家の中でも特に物が多く、それに合わせて収納家具の性能も求められている場所だと思います。
ですが、収納力と収納する物をイメージしてみた結果、むいむい家は無くても何とかなるという予想がついたので、このメリットは薄く感じました。
次に、キッチン用品を隠しやすいのでキッチンがすっきり見える、というメリット。
これは一理あるように感じますが、パントリーがなくても物が収納できているのであれば、物は溢れないのですっきり見えるはずです。
表に出しやすいものをパントリーに入れておけばいいだろうって事でしょうか?
このメリットについてはよくわかりません。
キッチン用品以外にもリビングで使用する大型や、日用品などの雑貨を収納しやすい、というメリット。
例えば掃除機や、頻繁に使わない家電などでしょうか。
私の実家はまさにこれで、なんでもパントリーに入れています。
そういった使い方はもちろんいいと思うのですが、イメージしている新築の間取りではリビング収納・ホール収納・ファミリークローゼットなどに物を置く予定だったので、パントリーに特別それらを入れる必要はありませんでした。
ですからこのメリットも必要性を感じませんでした。
あとは、キッチン収納には入れにくい大型の物・重量物・常温保存の根菜を収納しやすいというメリット。
このメリットは確かに納得できるものですが、このためだけにパントリーを用意はしたくないと思ったので他の解決策はないかどうか考えました。
キッチン収納に入れにくい大型の物・重量物・根菜をどこに保管するか?
これについてもう少し詳しく述べます。
大型の物とは、例えば大きな鍋や土鍋、ホットプレート、キッチン家電等です。
これらはサイズ的にキッチン収納に入らない場合もあります。
重量物とは、例えば2Lペットが入ったダンボールケースや漬物容器、お米のストック等です。
これらのものはキッチン収納に入れにくいものが多いです。
引き出しに2Lペット6本ぐらいなら入りますが、あまり入れすぎるとレールに負荷がかかりますし、引き出しも重くなるので適しません。
根菜も引き出しや開き戸に入れるのには適しません。
これらをどこに置くかをイメージできたら、パントリーが必要かどうかより深い判断ができますね。
まず根菜ですが、これは大量でなければ通気性の良いカゴに入れてカップボードの上部に置くというのもいいんじゃないかと思いました。
むいむい家は諸事情によりカップボードがスペースより小さくなったので、そのあまった所に根菜を置いています。
ここにはオープンラックを置こうと検討しているのですが、タイプについて思い悩んでおり、結局1年間放置されてます。笑
そのうち置きます。
次に大型の物ですが、カップボード上部の吊り戸棚にできるだけ収納するつもりでいました。
日常的に使いやすいよう、吊り戸棚の高さは低めにしてあるので土鍋、ホットプレート、大型のミキサーなんかを置いています。
土鍋やミキサーはそこそこ重量があるので上に保管するのはどうかな、と思っていたんですが、やってみたら意外と大丈夫でした。
これは人によるかもしれません。
キッチン家電については、カップボードの幅を広くとっているのでそこに大体置けるだろうというイメージを当時しており、実際そのように使用しています。
重量物ですが、今のところ2Lペットを大量に買ったりはしていないので何とかなっていますが、ここがネックかなと思っています。
ある程度であればキッチン収納に入りますが、それ以上買う事になったらリビング収納がキッチンからそう遠くない位置にあるので、ここに入れようかなと考えています。
ここであれば大型のキッチン用品を入れてもそんなに遠くないので、使用頻度の低いものをここに入れちゃうのもアリかなと思いました。
ただここの収納は、見かたによってはパントリーですね。
今は完全にリビングで使うものしか入っておらず、キッチン用品はゼロですが、最悪ここに入れようかなと思ってます。笑
まとめ
むいむい家では間取りを検討している時に、ファミリークローゼット・洗面・リビングの大きさを犠牲にするか、パントリーをやめるか選択する必要がありました。
この時に色々検討してパントリーを諦める事にしましたが、あと少し家を広くすることができたらパントリーを採用していたかもしれません。
それでも潔く諦められたのは、以下の理由があると思います。
- パントリーが無くても収納できるというイメージをしっかり行えた
- カップボード置き場が比較的大きい2700mm幅だった
- 日用品ストックや雑貨は別の場所に収納できる見通しがたっていた
- 実家の使用例でより深いイメージができた
- キッチンから近い場所にリビング収納があるため、最悪その一部をパントリー代わりに使用できた
パントリーの必要性は、間取りや家族の買い物の仕方、所有物、食の好み、性格などによって変わってくると思いますので、もし今検討されている方がいたらゆっくり考えてみると良いと思います。
欲しい設備が全部入れれたらいいんですけどね~なかなか難しい。
それではここまでお読み頂きありがとうございました。
コメント
パントリーってなんとなく響きがオシャレだから作りたくなりますよねw
でも、中に冷蔵庫とか見せたくない家電を置くとかでも無ければウォークインにする必要性ってあまり感じない気がします。
我が家はキッチン周りの収納としてパントリーという名の奥行きが40cm程度の単なる扉付きの収納を作りましたが、収納量としてはこれで十分だと思っています。
パントリー作りたくなりますよね!
上部の窓やカップボードとの統一感の関係上やめちゃいましたが、大きなものや重量物に対応しやすいし、扉付きの収納もいいなーと思ってました。