こんにちは、むいむいです。
以前のエントリーでIKEAのIVARというオープンシェルフ(ラック)を紹介させて頂きました。
このラックを塗装するために以前にヤスリがけと試し塗りを行ったので、今回は本番の塗装をしていきたいと思います。
以前のエントリーはこちらから。
まずは準備
前回ヤスリがけした木材がこちら。
一週間物置に入れていたら物置が木材の香りに染まりました。
完成すると幅89cm奥行50cm高さ124㎝になるIKEAのIVARです。
用意したものはこちら。
- 汚れてもいい恰好
- 作業台
- 養生ボード
- 水性ステイン(和信ペイント ポアーステイン オーク・チェスナット)
- 木材用ワックス(BRIWAX ジャコビアン)
- 水性塗料用のハケ
- ワックスがけ用のメラミンスポンジ
- 塗料を入れるミニバケツ
- 100均のブラシ
- ワックスがけ用のゴム手袋
- マスキングテープ
- キッチンペーパー
- キッチンスケール
今回は多いですね。
防水手袋とメラミンスポンジは写真撮るの忘れました。
それと、塗料が乾きやすいようにあまり湿気のない日にしました。3連休雨予報だったけど晴れてよかったー。
まずは、以前試し塗りした結果から、下地は水性ステインのオークとチェスナットを合わせて、同量の水で割る事にしました。
なので、オークとチェスナットをまず100gづつ入れ、水を200g足します。正直適当です。
次に、棚板の両側についている樹脂のパーツは塗装しないので、マスキングテープで養生します。
水性ステインで塗装
それではさっそく塗装!
うーん、雑・・・。
端が塗りにくいし、たっぷり塗料をつけて塗るとムラになりますが、薄く塗ってもムラが出ます。
気にしないでとりあえずガンガン塗ります。
どんどん重ねていくと悪くない感じになりました。
うん、まぁいい感じ。ちなみに裏面から塗っています。
ちなみに今回は1面やるごとに妻と交代で塗装しています。
妻のほうが丁寧な気がしますね。
ずっとやってると腰が痛くなるので助かります。
塗りたては下のような感じですが、1時間ぐらい経過させると上のような色になります。
水分が揮発すると見た目が全然変わります。
最終的にワックスで仕上げしたときのイメージは下に近くなります。
両側に縦に入っている白い線は謎ですが、塗装を重ねていくうちに無くなりました。
棚板が終わったら今度は支柱を塗ります。
形が少し複雑なので、ムラができやすく棚板に比べると若干難しい感じでした。
一番上の棚板以外は、あまり露出しないので適当でもいいのですが、支柱は見える部分が多いので一応丁寧にやります。
一通り塗り終わったら、今度は二度塗りに入ります。
下が一回目の塗装、上が二度塗りです。また乾いたら少し色が変わります。
試し塗りした結果から、水性ステインは二度塗りの予定でした。
・・・そのはずが、なんか色が薄いかもと思って三度塗りに変更しました。
ただこれは失敗だったかも。
仕上げにワックスを塗るともっと色が濃くなりますが、ワックスが思ったより木材にのってしまい、想定以上に黒くなってしまいました。
これはたぶん三度塗りが終わったあたりの写真です。
ブライワックスで塗装
水性ステインを塗ったあとは所定時間乾燥させ、ワックス塗りに移ります。
和信ペイントのポアーステインの場合は1時間だったので、すぐワックス塗りに移れました。
今回使うのはこちら。DIY界では有名なBRIWAXです。
通常は塗るのにスチールウールやウエスを使用しますが、用意してなかったのでメラミンスポンジで塗る事にしました。
ただこれは結果から言うと失敗で、塗るためにコスっている間にすぐスポンジがボロボロになってしまいます。
棚板の1面を塗るのに上記の写真のスポンジ一つ無くなります。
大量にあったのでそれで何とかなりましたが、やっぱりスチールウールで塗るのがベストなようです。
水性ステインは手についても洗えば落ちるので素手で作業していましたが、ブライワックスは手につくと取れにくいのでゴム手袋を使用しました。
ブライワックスは塗りすぎると苦労します。
あとから仕上げに布で磨き上げるのですが、塗り方が濃いと磨いても磨いても布に色が移ります。
ブライワックスはミツロウで作られているため、乾燥後も表面が完全に固まりません。
このため、塗装が濃いと色移りしやすくなってしまうものと思われます。
なので、適量で塗るようにします。
上が塗る前、下が塗った後です。
木材の色がやたら暗いのは、やってる間に日が暮れてカメラの設定を直すのを忘れたからです。
実は途中で塗料が足りない事に気づいてホームセンターに駆け込んだりしていたのもあり、時間が押してしまいました。
仕上げ作業
この辺は焦っていて写真があまりありません。笑
翌日が雨予報だったので、その日に終えたかったんですよ・・・。
仕上げとして、100均のブラシを使って表面を木目にそってこすります。
ブラシじゃなくてタワシとかでもよかったかもしれません。
そのほうが毛が短いので力を入れることができます。
こすって圧力をかけることで、ワックスが木材に定着します。
こすると、どんどんツヤが出るので結構楽しい作業です。
ここで完全に日が落ちたので諦めて家の中で作業することにしました。
ブラッシングが終わったら、キッチンペーパーで更に磨き上げを行います。
そこそこブライワックスを濃いめに塗ったので、しっかりブラッシングをかけても、キッチンペーパーに色が移ります。
ウエス(布)を使ったほうがいいと思いますが、無かったのでキッチンペーパーです。
組み立て作業
夜が明けて翌日になってしまいました。
それではついに組み立て作業です。
組み立て自体は二人いれば超簡単です。
支柱の穴にピンを入れて、支柱を抑えながら棚板を1枚づつ取り付けていくだけ。
それが終わったら、写真では見にくいですが・・・ブレースと呼ばれる金具を取り付けます。
家の筋交いとかと同じようなものですね。
これを取り付けないと、なんの抵抗もなく棚はナナメに傾きます。写真とっとけばよかった。
この金具、指示された場所につけるとか、ネジ穴が用意されているとかではなく、「とりあえずつけてね、どこでもいいから」みたいなノリなので頭の固い人は焦ります。
私も前回のIVARを組み立てたときは焦りました。
・・・親切じゃない。でもこれがIKEA。
どこでもいいようなので、一応支柱の柱同士を支えている梁?と思わしき場所に近いところにしつつ、目立たないように下のほうにしました。
場所さえ決まればビス4本つけるだけです。
あとは、動かすときに床を傷つけないように、ニトリで買った家具の保護パッドを脚に取り付けます。
たまたま家にあったやつ。
出来上がり
できました!!
冷蔵庫横に置くリビング収納用の家具が見つからなくて、ながらくアルミラックを置いていたのですが、そこへ交代する形で納まります。
結構色が濃くなってしまいましたが、でもなんか出来上がってみると思ったよりいい感じかもと思えます。
適当な箱を置いてみました。
上から、キャンドウ(100均一)の箱、ニトリのNインボックス、たぶんダイソーで買った箱です。
やっぱり白が映えますね。
あとは中に物を入れたときにどれだけゴチャゴチャさせずに見せるかとか、使いやすい形の追及とか、ケースを引き出した時の音を軽減するとか、まだ課題はあります。
使い勝手という面でこのラックの良い所は、奥行がすごいあるので家具より収納力が大きい事と、下の棚板を無くしてそのスペースを活用できるところです。
いまは生後半年の赤ちゃんが大きくなっていくにつれておもちゃが増えると思ったので、大きいおもちゃ箱などが収納できる場所として棚の下を考えています。
試し塗りした木材と比較するとどうでしょうか。
左からオーク、オーク&チェスナット、チェスナットなのですが、三度塗りで濃くしたのでほとんどチェスナットと同じぐらいの色になってしまいました。
でも実物を見るといい感じなので、良かった!
試し塗りの意味って・・・汗
以前にワトコオイルのオイルステイン(ダークウォルナット)で二度塗りしたラックに比べると、色は断然濃く出ています。
塗るのが簡単だし塗装回数も少ないので、楽なのは断然ワトコオイルですね。
希望の色にしたい場合は、色を濃く出せる水性ステイン+ワックスのが向いています。
触り心地はスベスベしておりいい感じです。
ヤスリがけ1日、塗装1日、買い出しに行く事も考えると3日以上かかってしまいますし、ヤスリがけや塗装する場所も必要なので気軽にはオススメできませんが、自分で塗るだけでもとても愛着がわくのでいいですね。
かかったお金としては、IVAR(ラック本体)で8900円、水性ステイン130ml×4で2000円位、ブライワックスは使いまわしですが3000円位(そのうち1/4位使用)その他で1000円位かかるとして、15000円位でしょうか。
この制作をするにあたり、以下の資料を参考にさせて頂きました。
ステインと水性ウレタンニスの塗り方 | タビログ(Tabilog)
これからの季節、外作業には最適な季節になりますので、DIYでもいかがでしょうか。
それではここまでお読み頂き、ありがとうございました。
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