先日、IKEAのIVAR(イーヴァル)というラックを買いました。
このラックに塗装する前の準備として、試し塗りした事を前回の記事でお伝えしました。
今回はこのラックを紹介すると共に、塗装する前にヤスリがけをするという記事です。
1日で終わらなかったので、塗装は別の記事にまとめます。
購入したIVARとは?
IVARとはIKEAの定番的なアイテムで、自分で組み立てるタイプの家具なのですが、パーツがバラ売りされているので自分の欲しい形に作ることができます。
公式によると、「とても優秀なIVAR収納システムは、お客さまの家庭内のニーズに50年以上も誠実に応えてきました。」とありますが、本当に50年も同じシリーズを続けているのでしょうか。バージョンアップを重ねていたとしても、スゴイ。
https://www.ikea.com/jp/ja/catalog/categories/departments/living_room/11703/
特徴としては、以下のものがあります。
- パーツがバラ売りなので組み合わせが自由
- バリエーションが豊富
- 安い
- 頑丈
- 無垢材(ホワイトパイン)
- 無塗装
- 後から買い足したものを左右に繋げて拡張できる
購入した理由は、安くて頑丈かつバリエーションが豊富で、無垢材かつ無塗装だからです。ほぼ全部じゃん。
私は50㎝の奥行の木製ラックが欲しかったのですが、この奥行のラックは少なくてあまり選択肢がありませんでした。
寸法が良くても色や形がイメージと違うとか・・・
また、無垢材を使用していてこの価格はIVARしかありません。
例えば幅90㎝奥行30-40㎝高さ180cmのラックで考えると、IVARなら税込6900円ですが、無印良品、サンワダイレクトだと税込15000円弱で、2倍近い開きがあります。
耐荷重が低く、棚板がスノコのような物で良ければ、もう少し安いものもあると思いますが、ニトリで見たものは棚板あたりの耐荷重が10㎏しかありません。IVARなら50kgまで耐えられます。
耐荷重10㎏では本のようなものを載せたら棚板がゆがむ恐れがあります。
無塗装なのはメリットでありデメリットでもあります。
例えば無印良品のウッドラックは無垢材ですがアクリル樹脂塗装されているので、汚れや傷には強いと思います。
ただ既に塗装されている場合、その上から木製のメリットを生かした塗装をすることはできません。
ホワイトパインの素材感を生かした色は嫌いではありませんが、わが家のカラーには合わないので選択肢から除外されました。
無塗装のメリットは安いことと、自分で好みのカラーにできることです。
ただし、失敗するリスクや既製品に比べると高度な塗装がしにくいデメリットもあります。
今回購入したIVARはこちら。画像はサンプルなので本物とは少し異なります。
幅89cm奥行50cm高さ124㎝の棚板4枚で、確か8900円だったと思います。
ヤスリがけのために準備したもの
無塗装のウッドラックであるIVARに、好みの色を塗装したいと思いますが、塗装の前にはヤスリがけを行う必要があります。
ヤスリがけを行うと、表面がキレイに仕上がる、塗装のノリが良くなる、木目がキレイに表現される、などメリットがたくさんあります。
ヤスリがけをするにあたって、準備したものはこちら。
- 雨以外の天気の屋外作業場
- 音が出てもいい環境
- 汚れてもいい恰好
- 作業台
- 電動サンダーと布やすり
- 養生テープ
- 養生ボード
- 100均のブラシ
- 布きれ
IVARは2個目の購入なのですが、前回は面積的には1/3位のサイズだったにも関わらず、ヤスリがけに1日近くかかった記憶があります。
なので、今回はこのために電動サンダーを買いました。
これは使ってみてびっくり。ヤスリがけが電動だとこんなに楽だとは。
3000円位で買える工具なのに十分使えます。スゴイ。
音はうるさいので近所の目が少し気になりますが、ヤスリがけが超楽になりました。
電動サンダーでヤスリがけ
まずヤスリがけするパーツはこちらです。
80cm×50cmの棚板4枚と高さ124cmの支柱2本。
結構ボリュームありますね・・・。
ざっと計算するとヤスリがけする面積は4平米相当でしょうか。畳2.5枚分です。
屋外の作業台でヤスリがけをします。
これが屋内だと木の粉が舞うのできつい。集塵機能のあるサンダーであればだいぶ異なりますが、それでも出ない訳ではないので屋外のほうがいいです。
最初うっかり失敗してしまったのが、ヤスリ掛けする木材を置く場所が平坦でないと、木材が振動したときに傷がついてしまいます。
試し塗りしたときの木材は、適当なところでやったらヤスリがけした裏面が振動で傷ついてしまいました。
家具でいきなり本番やらなくてよかったー。
本番では、作業台の上に養生ボードを置いて作業しています。
作業台があると楽に作業できます。
なんだかんだ4時間位?ヤスリ掛けに時間がかかったので、これをもし変な姿勢でやることになってたら腰が死んでたかもしれません。
それではさっそくヤスリがけしてみましょう。
ヤスリ前がこちらで、
ヤスリ後はこちらになります。
比較するとこんな感じ。
木材が黄色く見えるほうがヤスリ前で、白く見えるほうがヤスリ後です。
黄色く見えるヤスリ前は、よく見ると木目と交差する形で波打った模様が入っています。
画像だと少しわかりにくいかもしれません。
これが何なのか、調べてもよくわかりませんでしたが、私は木材加工時に発生した模様だと思っています。
これが塗装すると地味に目立つんですよね。
なので、この模様は荒い60番のヤスリで削り落としちゃいます。
もう1枚張ってみます。
縦模様が消えているのがわかりますでしょうか・・・。
支柱が終わったら、今度は棚板です。
両側には樹脂のパーツがついているので、そこは養生テープで保護します。
60番→120番→240番という形でヤスリがけしていきます。
面倒なので、目立たない裏面は60番→120番で止めちゃいます。
IKEAの棚板の裏面にはバーコードや商品説明のようなものが張ってあり、これを剥がすと跡が残ってしまいます。
なんで跡が残るようなシールにしたのか。
これはIKEAクオリティなので仕方ないところもあります。
画像で中央のところにシールの跡があるのがわかりますでしょうか。
60番の電動サンダーでゴリゴリやると落ちますが、ヤスリで削らないと落とすのは難しいと思います。
シールがついた写真が残っていないのが残念です。
ちなみにIKEAクオリティとは私が勝手に付けた言葉です。
センスが良くて安いが、品質のどこかが欠けている。
ただそれを全部ひっくるめてIKEAは良い・・・そう思っています。
ヤスリがけが終わったら、ブラシで表面についた木の粉を落とします。
ただ、ブラシやスポンジで頑張って落とそうとしても落としきれないもの。
ブラシをかけたあとに指でぬぐってみると木の粉が落としきれていないのがわかります。
そんな時は、濡れた布きれで拭いてしまいましょう。
ブラシで落とした後も、布には木の粉がいっぱいつきます。
木の粉がついたまま塗装してしまうと、木の粉に塗料がついてザラザラな変な感じになるので注意です。
拭いては布きれを洗い・・・を繰り返して、木の粉をぬぐいます。
そして木材を乾燥させたらヤスリがけは終わりです。
木材によってヤスリがけの仕方はまた多少異なってくると思いますし、好みにもよってやりかたは変わります。
ただ、SPFやパイン(松)などであればこんな感じでいいのかなと思います。
ヘコミや節の処理、砥の粉による導管の処理など、塗装前の下地処理は色々ありますが、面倒なので今回はヤスリだけにします。
今回、ヤスリがけには4時間ぐらいかかってしまい、塗装に入れず1日が終わってしまいました。
電動サンダーのコツがいまいちわからなかったので時間がかかりましたが、次なら2時間ぐらいでいけるかな。いけるといいな・・・。
それでは次の連休辺りに塗装したいと思いますが、晴れればいいなぁ。
今回もお読み頂きありがとうございました。
コメント
むいむいさん、こんにちわ!
毎回思うんですけど、何をやるにも徹底してるなぁ~と感心しっぱなしです!
先日は配管のアイデアとアドバイスありがとうございます!
大変わかりやすくリンクまで付けていただいてホント恐縮です!
これから別のとこで外構工事もはじまりますので、砂利とかなんかとの管の丈の調整とかさぐりながら検討させていただきたいと思ってます!
これからも徹底的なの楽しみに更新チェックしてます!
アザスアザスアザーーーース!
いえいえ!あれで参考になるかわかりませんが、私も気になったので調べてみました。
家のことは気になったら我慢しないで言った方が良いですよね。
私も相手にこいつこまけーなと思われてるだろうなーとか考えながら…でも言っちゃう。その葛藤すごいわかる。
そういえば、密封NGなのは、密封してると機械内に雨水が逆流したり空気圧がかかってしまうためと思われます。
たぶん、普通は密封しても問題ないとは思うんですが、業者からしたらそれでエコキュートが壊れたら責任を追及される恐れがあるから密封しないでくれと言ってるという事だと思います。
ガスのエコジョーズでしたら、こういうのもあるみたいです。
https://www.onlinejp.net/product/18798
またまたありがとうございます!
再びお邪魔してすみません!
密封NGの謎までアドバイスいただけて、やはりお礼だけは言わせていただきたかったもんで度々すみません!
エコジョーズのやつはシュっとしてますね。コレだったらなんも文句無いっすわ。
いや、しかし、徹底してる~!
ありがとうございました!