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2023年、最近の子育ては楽になったと私が思う理由

子育てが楽?ふざけるな!と怒られそうなタイトルをつけてしまいました。

すみません。

最近は共働き世帯がどんどん増えていますから、若い世代は共働きでの子育てが当たり前になっています。

働きながら子供を育てるのは大変ですよね。

いえ、共働きでなくても目が離せない小さな子供を育てるのは大変です。

引用:労働政策研究 | 専業主婦世帯と共働き世帯

 

しかし、テクノロジーはどんどん進歩していますし、社会も子育てを応援するように動きが変わってきています。時代とともに、子育てが楽になってきている一面もあるのではないでしょうか?

この記事では現役子育て世代の私が、2023年と20年ほど前を比較し、子育てが楽になっている一面について考えていきたいと思います。

 

あくまで一人の意見に過ぎませんので、ご了承ください。

今回は子育てが難しくなっている理由については触れません。

この記事における「子育て」は、未就学児をイメージしております。

 

 

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出産~1歳までのこと

育児休業

会社によるとは思いますが、2023年現在は比較的育休が取りやすく、社会的にも育休を取ることは権利と認められている傾向にあると感じます。

女性の育休取得率は15年程前から8~9割になっていますが、20年以上前は5割程度でした。

以前は専業主婦前提の社会だったのかもしれませんが、選択肢が増えるのは良い事だと思います。

男性の育休取得率も年々増加しています。

また、以前は50%だった育児休業給付金が、2014年以降は67%と引き上げられています。2023年現在、更に80%に引き上げようという動きもあるようです。

 

出産

無痛分娩ができる病院・クリニックが増加し、社会的にも受け入れられつつあります。

実施数は年々増加傾向にあるようですが、現在でも10%程度。

むいむい家は無痛分娩を選びましたが少数派だったようです。

痛い思いをせず子供を産むのは良くないといった感情論もあるようですが、最近はそんな声も少なくなっているように思います。

選択肢が増えていくのは良い事ですね。

 

参考文献:無痛分娩関連学会 | わが国の無痛分娩の実態について

 

ミルク

2019年から常温保存のミルクが販売されました。要は缶ジュースのように、缶を開けたらそのまま赤ちゃんに与えることのできるミルクですね。これの発売以前は粉等からお湯を使って作るといった方法しかなかったようです。

常温保存ミルクが使えるようになってからは、お湯を用意しなくてもいいので外出が楽になりました。第一子(2019年生まれ)の時は発売し始めだったので使いませんでしたが、第二子では積極的に利用しました。

参考:日本経済新聞 | 明治、液体ミルク4月に全国発売 常温で1年保存

 

ギャン泣きしていて今すぐあげたいけどミルクを冷ますのが間に合わない!(粉ミルクは熱湯で作るため、冷ますのに時間が必要)とか、夜中起きてミルクを作るのが辛い…といったケースにも使えますね。

第二子は常温でも全然気にせず飲んでくれますが、温めないと飲んでくれない子供もいるようです。また好みもあるので飲まない赤ちゃんもいます。

 

離乳食、ベビーフード

既製品が充実しているので、手作りの手間が減ってきています。

販売している種類も年々増加しているように感じます。

出生数は落ちても市場は伸びている事からも、既製品を買う人が増加していると考えられます。

引用:離乳食の考え方とすすめ方

 

また、離乳食は手作りするべきという風潮も減ってきているように感じます。

むいむい家の第一子は、よくわからなかったので手作りも多少していましたが、第二子では既製品を結構多めに与えており、8カ月からはほぼ既製品に移行しようと思っています。

既製品だとおいしいのでパクパク食べてくれるし、楽ですね。

もちろん既製品の良し悪しはあると思いますが、離乳食は子育てでも結構大変な部類に入ります。作るのも食べさせるのも大変・・・それが軽減されるのは大きい。

引用:子育てに対する意識調査

 

家庭内のこと

掃除

ロボット掃除機の導入で、床掃除の手間を減らせるようになりました。

子供がいない時期は週1とかでしたが、なんでも口に入れたがる幼児がいる場合は床を清潔にしておいたほうが望ましいでしょう。

特にズリハイ、ハイハイ期はすぐ体中ゴミだらけになるくらい床を駆けずり回りますからね~。

一戸建ての私の家は毎日夜中2時にルンバが掃除してまわっています。約5年続いていますが、今のところ故障もないので頑丈です。(一度電池を交換しました)

ルンバの日本発売は2003年頃ですが、普及し始めたのは2010年頃でしょうか。

ルンバの音を1年間検証。夜中の寝ている間に動かしてみた。

 

床掃除がないと、定期的にやるのは水回りやソファー・ベッド回りくらいでしょうか。

床掃除がなくなるだけでだいぶ楽になっていると感じます。

 

洗濯

ドラム式洗濯乾燥機やガス乾燥機、浴室乾燥機が普及しました。

これらを導入している家ではいつでも洗濯乾燥できるため、天日干しの必要性が少なくなりました。

ドラム式洗濯乾燥機は2000年頃からあり、ガス乾燥機はもっと前からありましたが、市民権を得るほど普及してきたのはここ10年位だと感じています。

私の家では自分たちの都合に合わせて洗濯するため外に干す機会はあまりなくなりました。(月に2,3回?)

天気や空き時間に合わせて「洗濯しなきゃ!」と思う事も減りましたし、子供が何かを汚してもすぐ洗って乾かす事も簡単になりました。本当に楽になったなーと思います。

ガス乾燥機は頑丈で壊れにくい。電気のドラム式洗濯乾燥機と耐久性を比較

 

料理

料理に限らない話ですが、時短できる家電や製品が増加しているように感じます。

時短家電だと高機能スチームオーブンレンジや電子調理鍋(ホットクック等)があります。

私の家ではヘルシオウォーターオーブンや高機能冷蔵庫等を導入しましたが、使いこなせているかどうかはわかりません。

 

材料を入れてレンチンするだけの製品も増えましたね。

キッコーマン 肉おかず素シリーズ

味の素 スチーミー

一部後述しますが、献立検討、食品購入、食器洗いなどは便利サービス利用やシステム化することで楽にできましたが、料理そのものは単純ではないので難しいと感じています。

 

食器洗い

食器洗浄機で楽になりました。

1960年頃から製品はあったようですが、一般に浸透してきたのは2000年頃。しかしその頃でも場所を取る、食器が入れにくいといった問題もあり、買ったはいいけど使わなくなった人が多いとか。

20年前に新築した私の実家に設置していた食洗器も、今はもう存在しないトップオープン式で、とても使いにくく直ぐ使わなくなったと記憶しています。

引用:家電 Watch | 日本は食洗機後進国!?

 

しかし近年では使いやすく改良がなされ、キッチン内部に取り付けるビルトインタイプだけでなく、キッチン上部に置く卓上型も導入している人が多くなっています。

私はビルトインのフロントオープン式を毎日使っており、今では手放せない家電となっています。

汚れによっては余洗いが必要だったり、入れ方にコツがあったり、食洗器に合ったサイズの食器を選ぶといった事を行う必要はありますが、それでもやはり便利だなあと感じます。

 

今まではビルトインのフロントオープンは国産だとリンナイしか発売していませんでしたが、パナソニックが大型のフロントオープンを発売するとのこと。

これは嬉しいですね。今から家を建てる人羨ましい。

Panasonic | 多様化するニーズに応え、22年ぶりに市場投入 フロントオープンタイプ食器洗い乾燥機「NP-60EF1W」を発売

 

買い物

ネットスーパーの普及で、食料品の買い物が楽になりました。

決まった曜日に届けてくれる生協は昔からありますが、ネットスーパーは当日・翌日などに届けてくれるので、利便性が違います。

 

確かに普通のスーパーは違うので、利用するハードルはあります。例えば、提供エリアでない、受取に在宅する必要がある、実際に買う物を選べない、消費期限がわからない、サイトまたはアプリが使いにくい、取り扱い商品が少ない、安いスーパーに比べると高い、送料がある、など…

ただそれもネットスーパーが普及し、進化したおかげでほとんど気にならないレベルになってきました。

私の家では3年ほどネットスーパーをメインとして4日~7日間隔で食料品を購入しています。

今ではもうネットスーパーがない生活は考えられません。週に一度か二度、ある場所に行かなくていいというのは楽です。

雑貨や日用品はAmazon、ヨドバシドットコム、マツキヨなどのネットショップで購入しています。

 

食品・日用品以外の買い物

子供用品に関しては、メルカリで安く購入できるようになり金銭的負担が減りました。

自転車、ベビーカー、チャイルドシート、ベビーベッド、バウンサーといった比較的高い商品から、子供のおもちゃや服といった安いものまで、まんべんなく利用させて頂いており、基本的に新品の半額以下で買えてるものも多いです。

中古品がこんな気軽に売買できるのは物流も含め良い時代になったと感じます。

2000年代においてもヤフーオークション等のサービスはありましたが、スマホの普及で売り手が増え、売買される商品が圧倒的に増えたように感じます。気軽さも違いますね。

 

子供の暇つぶし

手が離せないときや、大人しくしてて欲しいときに、スマホで気軽にあやす事ができます。

私の家ではネットで見れる動画(ストリーミング配信や動画共有サービス)を見せています。具体的にはディズニープラス、アマゾンプライム、Youtubeなど…

ネット配信が一般的でなかった時代に比べれば、物理メディアの交換とかも不要ですし、スマホ、タブレット、テレビと出力場所を選ばないのも助かります。スマホなら皆さんいつでも手元に持っていますしね。

モバイル端末の場合はアクセスガイド(I os)等でボタン操作を禁止できるため、外出先では端末をそのまま渡せます。

動画を見せておとなしくさせる事に関しては賛否両論あると思いますが、適正範囲内なら良いと私は考えています。自家用車や公共交通機関での移動時や外出時はもちろん、家で手が離せないときにも大変助かります。

 

子育てグッズの進化

これは正直なところ、昔の子育て事情を知らないので今がどこまで便利になっているかよくわかっていません。

色々なものが細かいところで進化していて便利になっているのは感じるんですが、根本的にはそこまで変わらないのかもしれません。

前述した常温ミルクや、ベビーモニター等はわりと近年に出てきた商品で便利だなぁと感じるところです。

ベビーモニターは結構昔からあるようですが、今は安価なものが発売されており、モバイルバッテリーと組み合わせて気軽に使用できます。AIと組み合わせて高度な事ができる商品もあります。

 

社会的なことや補助について

仕事

残業は極力減らそうという社会の流れや法整備があります。夫婦で子育てをするためには時間が必要ですから、この流れは嬉しいところです。

ひと昔前では当たり前ではなかった、サービス残業=悪という認識も、今では当たり前になりつつあると感じています。

引用:働きがい研究所 | 日本の残業時間定点観測

 

会社や職種によるものの、フレックス勤務やテレワーク等の選択肢が増えました。

子供が熱を出す事なんてしょっちゅうですし、ましてや多子世帯となればなおさらです。以前は休むか休まないかという2択だったところに選択肢が増えたのは嬉しいところです。

自分の仕事は完全テレワーク可能ですが、会社が古い体質なので実質はほぼ不可能です。しかし社会の流れがあればいずれ可能になるかもしれないという意味では未来はあると思いました。

 

休暇

有給休暇取得率は年々上昇しているようです。

バブル期に高かった有給取得率がバブル崩壊と共に低下しましたが、それが徐々に上昇し、2022年時点で過去最高を更新しました。政府は2025年までに70%という目標を掲げています。

小さな子供がいると病院へ連れていくことも多々ありますし、休みが取りやすい社会だと非常に助かります。

私の感覚としても、10年前より今のほうが休みが取りやすい社会になったように感じます。

引用:年次有給休暇の取得率

厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」より

 

医療

子供は保険の効く医療費が無料に等しいので金銭的負担が少ないです。

子ども医療費助成制度によって18歳までの診察や入院は300円で、薬代は無料。

この制度が始まったのが2008年、当時は小学生まででしたが、2018年から18歳までに拡大されました。これは結構大きいと感じます。

病院によりますが、ネットで予約し、現在の順番をネットで確認してちょうどいい時間に受診するといった仕組みが普及しました。これで好奇心旺盛な子供と長時間病院で待たなくて済むようになりました。ありがたい事です。

 

児童手当

もらえると助かります。

実は50年前から同様の制度はあったが、受給金額が少なかったようです。

近年だんだん金額が上がってきて、家計を助けるレベルにまでなりました。

2024年度から高校生まで支給になり、第三子から3万円、そして第三子の数え方も変わるという話があり、どうなるかはわかりませんが、子育て世帯としてはありがたい限りです。

 

男性の育児参加

子育てと言えば母親が行うという形から、子育ては夫婦で協力して行うものという形に変わりつつあります。

母親はワンオペ回避で体力的にも精神的にも楽になります。ただし、その分働くことを要求されるので、一概に楽になったとは言い切れません。

父親は従来より要求されるものが多くなりますが、育児への参加で幸福感や充実感の向上といった効果もあります。専業主婦と大黒柱といった形より、労働力が分散されるため変化へのリスクヘッジになるという考え方もできます。

 

外出

バリアフリーの整備が年々進んでいます。

子育て世代にとってベビーカーの通れる通路、エレベーター、多目的トイレ、授乳室等は大事。商業施設などで困ることはあまりない。

初見の場所に行く場合にも、バリアフリー情報がネットで入手できるので行動しやすい。

 

保育園・こども園

3歳~5歳の幼児教育・保育が認可施設なら無料。

行政や年収等によるが平均年収前後だと第一子なら月2~5万かかるイメージ。一人あたり年間20~60万かかるのが無料になる。すごい。2019年から制度開始。

0~2歳は有料ですが、それも第二子なら無償化している行政が2023年から出てきました。私の住んでいる千葉県だと市川市など。東京も無料みたいですね。羨ましい!

全国的に広まってくれないかなと思いつつ、国がやってくれないと地方格差が広がってしまうような。

 

そのほかにも、面倒という噂の役員(保護者会)は廃止されつつあるようです。むいむい家の子供が通っている園も、以前はあったそうですが共働きへの配慮という事で無くなりました。やったー。

「保育園に預けるなんてかわいそう」と言った声も時代とともに減ってるように感じます。

大切なスキル「人間関係」が物心つく前から学べる保育園は最高だと思う。もちろん幼稚園でも良い。

 

待機児童も減っており保育園の整備も進んでいます。

認可保育園を望んでいるのに入れない人は待機児童にカウントされないという「隠れ待機児童」が6万人以上いるようなので、まだ問題は解決されていませんが…

引用:保育所等関連状況取りまとめ(令和5年4月1日)

 

低金利

住宅ローンの金利が低いため、持ち家をいくらか購入しやすくなったと思います。

賃貸に比べ、持ち家は面積が広くなる傾向にあるので、家が広くて子育てしやすくなります。分譲マンションや一戸建てであれば子供が騒いでも気にならないという効果もあります。

また、子育てが楽になる家電や設備等も導入しやすいので、家を購入することは子育てしやすい事に繋がると思います。

 

金融はあまり詳しくないので詳細は差し控えますが、昔の金利は高いなと感じます。

変動金利は20年前の2003年で1.4%、25年前の1998年で2.5%。固定なら2~3%位でした。この場合、3000万円を元利均等・35年ローンで借りたら、1.4%なら800万、3%なら1850万の利子がつくことになります。現在は変動で0.4%以下なので、同条件なら220万位ですね。

低金利は嬉しいところですが、ここ数年は土地価格や建築コストの上昇により、総合的に高値になってきています。特にマンションはすごいですね。都内のマンションはとても買えないレベルになってきています。これは何とかしてほしいところですが…

 

その他

スマホやインターネットの普及

スマホの普及で誰でもネット通販や情報入手が容易に。

ブログ、SNS、動画サイトの普及により、子育てのリアルな情報や手抜き方法、コツなども入手しやすくなったと感じます。(良し悪しはありますが…)

 

娯楽の多様化

テクノロジーの進歩、スマホやインターネットの普及により、娯楽が多様化し、そして直ぐアクセスできるようになりました。

子育て中は何かと行動が制限されるため、アウトドアな趣味は少なからずやりにくくなります。自宅で楽しめるものが増えた事は助かります。

 

最後に

いくら便利になったとしても、夫婦二人だけで子育てするのは大変という意見もあります。

それはまさにその通りです。

仕事が忙しかったり通勤時間が長かったりその他事情があって子育てにかける時間が少なかったりするほど、子育ては大変になります。

では時間があれば楽かというとそうでもなく、子供はたいてい思い通りに動いてくれはしませんから…

やっぱり、子育ては大変なのです。

 

でもそれと同時に、おもしろくて良い事もあるのが子育てだと思います。

子育ては大変だから抵抗がある。と思う人が一人でも少なくなればと思い、子育て環境は少しづつよくなっているよ。という記事を書きました。

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