こんにちは、むいむいです。
以前に赤ちゃんの移動対策に人工芝は危険だとお伝えしました。
![](https://muimuimyhome.com/wp-content/uploads/20200204223542-160x107.jpg)
しかし、守るものが何もないと赤ちゃんがテレビや観葉植物に攻撃するので、それはそれで困ります。
テレビを超至近距離で見ているのも気になります。その距離でテレビ見えるの?っていうぐらい近い距離で見てます。
なので、テレビと赤ちゃんの目を守るためにベビーサークルを検討しました。
既製品に満足できなかったため、DIYで手作りすることに。
今回はどうして既製品を買わなかったのか?DIYしたベビーサークルはどういうものか?というお話をしたいと思います。
テレビの周辺を守りたい
守りたいのはテレビの周辺です。
まずテレビですが、うちの赤ちゃんは結構な勢いでテレビに頭突きをかまします。
理由はわかりませんが、私達にも頭突きしてくるので頭突きが好きなんでしょう。(適当)
それと観葉植物。葉っぱも食べるし土も食べるし倒すしヤバいですね。
玄関とか手の届かないところに移動しちゃえばいいんですが、できたら移動したくありません。
あとゴミ箱とガスファンヒーターも赤ちゃんは興味津々なので、守りたいところです。
テレビを中心にこれらを囲いたいのですが、その場合の商品名はベビーサークルでいいのでしょうか。
ベビーゲート、ベビーガード、ベビーフェンスなど色々呼び方はあるようですが、この記事ではベビーサークルで統一します。
既製品のベビーサークルを買わない理由は?
箇条書きで述べていきます。
値段が高い・強度が不安
欲しいサイズ(幅2.5m以上)のものだと、安くても1万円位はしますし、色々な希望を満たすものだと2~3万円します。
何年つかうかもわからない物にその値段かぁ、というのも少し戸惑います。
安いものだと今度は強度や固定方法が不安になります。
固定方法に不安がある
既製品のベビーサークルは、固定方法に不安が残る物が多いなと感じました。
子供が少し大きくなったときにそれを前後に揺すっても、倒れたり外れたりしないか?とか、よじ登れないか?といった所が気になります。
固定方法がしっかりしていないベビーサークルは、赤ちゃんが押したり引っ張ったりできてしまうようなので、マットや壁に固定するなどの工夫が必要なようです。
今キッチンで使っているベビーゲートは鉄製ですが、突っ張りタイプなので赤ちゃんが体重をかけるとたまにズレます。
強く突っ張ると扉があかなくなるので、適度な強さで突っ張っておいて、たまにズレを修正するという使い方をしていますが、使っているうちにハズれないか心配です。
このことからも赤ちゃんが乱暴に扱っても問題ない固定力が欲しいと感じました。
キッチンと違ってテレビ周辺を守りたいだけなので、多少動いても良いという考え方もできますが・・・
サイズが合わない、小さい
テレビボードが1.5m、そのまわりのものも含めると幅が2.5mほど欲しいんですが、この大きさを囲えるベビーサークルはあまり見つけられませんでした。
守りたい範囲を小さくしてもいいのですが、テレビが大きいのでなかなか厳しいものがあります。
できたら部屋にフィットするサイズがいいなと思っていましたが・・・欲しいサイズに一致する商品は少ししかありません。
追加パーツを買ったりすることで大きさを変更できるタイプは嬉しいですね。
高さがある
一般的なベビーサークルは高さが70㎝前後あります。
テレビの設置高さが低いので、これだけ背の高いサークルで囲うとテレビが一部見えなくなってしまいます。
テレビとテレビボードの間に何かを挟んで底上げするのも手ですが、テレビが不安定になるし外観もちょっと変になる可能性があるので、出来たらもう少し低いほうがいいなぁ。
もちろん高いほうが赤ちゃんのガード力は高いんですけどね。
拡張性が低い
既製品は高さ70㎝位だとお伝えしましたが、この高さがあっても赤ちゃんによってはよじ登ったり他の物を利用して超えてしまう事もあるようです。
高いと邪魔だが、高くないと守れない。
そこで、最初はベビーゲートを低めにしておいて赤ちゃんの成長や行動に合わせて高くできたらいいなと考えました。
ただ、既製品のベビーサークルは改造がしにくいので、物にもよりますが、あとから高さを変えるのは難しそうです。
デザインが好きかどうか
これは好みの問題ですが、デザインが好きなベビーサークルは種類が限られます。
下のような木製のベビーサークルは好きなんですが、プラスチック製のやつはちょっと好きになれないなーと思ってしまいました。
引用:ベビーサークルを柵として活用してます。 *ファルスカ* – ■リビング
長いこと使うかもしれない
子どもを中に入れるという用途でベビーサークルを使うと、使える期間は限定されますがテレビを守るという用途でベビーサークルを使うと、結構長期間使うことになる人もいるようです。
4・5歳まで使っている人もいますし、二人目が生まれたらもっと長期間設置するかもしれないと考えると、妥協しにくいなーと感じます。
「値段が高い」という項目では何年使うかわからないのに高いのは嫌だなと言っていたことと矛盾するようですが、要はわがままなんです。
中古品もあるけど送料が高い
ベビーサークルもメルカリなどで中古が売買されています。
物にもよりますが中古だと新品に比べ半額程度になるなど、圧倒的に安いのですが、問題は送料です。
ベビーサークルは特に大きいものですし、重量もあるので送料が高くなりがちです。
直接取引ならいいのですが、送料も含めると中古でも結構高くなってしまうのが問題です。
余談ですがメルカリアッテ(メルカリの直接取引版)というサービスがあった時に、ベビーベットを3000円でゲットしましたが、今なお現役で普通に使えています。
新品に比べればリスクはありますが中古でもよければ選択肢的にはアリです。
作りたかったから
あとは単純に、作りたかったから作りました。
安くて頑丈で固定力が強くて寸法がぴったりで改造しやすくてデザインもいいやつを探すのは無理だな、と思ったので、それなら作ったほうが早いか。と早々に諦めました。
中古品を探す場合は、ちょうど売りに出るのを待つというタイミングもありますしね。
既製品で希望を叶えてくれそう良さそうだった商品は?
日本育児のFLEX400-Wという商品ですが、こちらが強度・固定方法・サイズ・拡張性・デザインなどの希望を満たしていました。
ただ価格が3万近くするのと、高さがありすぎてテレビが見にくくなるのは避けられないようです。
日本育児 木製パーテーション FLEX400-W | おへやで,ゲート・サークル,ゲート,パーテーション | 日本育児公式オンラインショップ
DIYするのに準備したもの
ホームセンターでツーバイフォーの木材を購入し、加工室で切断してもらいました。
材料費は木材の3500円と、もともと持ってた長めのタッピングねじを使用。ねじは買ったら300円ぐらいかな?
工具は、有線の電動ドリルドライバーと、電動サンダー(やすり)がメインです。
両方3000円位の安物。あとはクランプが2個。
これがあると木材を固定して下穴作ったりねじ打つのに便利です。
あとは作業台ですね。
これを台無しで作ったとしたら腰がやられてます、たぶん。
ベビーサークルを1日でDIYしてみた
それでは作ってみました。
買い出しから作って設置まで1日でやったので、写真はほぼありません!笑
まずは正面の部分を作って・・・
はい、できた!!はやーい!
長い木材だけ最初にヤスリがけし、それ以外の部分は作ってからヤスリがけしました。
電動サンダー無かったら死んでますね。買って良かった・・・。
塗装は面倒なのでとりあえずナシ。
あとから汚れ付いちゃうから、クリア塗装だけしてもよかったんですけどね。
気が向いたらやろうかな。
完成したベビーサークルのメリットは?
まず材料費としては3800円位でした。
もうこれは中古で買うよりも安いですね。
今後、追加のパーツが必要になったとしてもまだ価格的優位はありそうです。
強度はかなりあります。
ツーバイフォーは家の建築にも使われる木材ですから、構造上弱そうなところに大人が乗っても問題なし。
上に座っても横から寄りかかってもビクともしません。背もたれになるのは便利かも。
固定力ですが、近くの本棚の棚板でベビーサークルが上下に動かないように固定しています。
棚板と木材の間にはスポンジ状のものを挟んでいます。
これだけでもほとんど動きませんが、足の裏には滑り止めシートを付けています。
ベビーサークル自体の重量も25kg位あるので、滑り止めの効果も相まって引いたり左右に動かそうと思っても動きません。
持ち上げるのもたぶん無理だと思います。
サイズはテレビボード・観葉植物・ガスファンヒーターがぴったり入る幅として2.7mで、子供がテレビに近くなりすぎないように壁から1.0m離れるようにしています。
高さは42㎝程度とベビーサークルとしては低いですが、これは大人がソファに寝っ転がってもテレビが一応見えるように配慮しています。笑
赤ちゃんが登ろうとしてあっさり超えられてしまうようであれば、言って聞けばよし、聞かなかったら高さを上げる改造をしようと思っています。
木材で作ったので拡張性は高く、色々やりようはありそうです。
また、ルンバが下を通ってちゃんと部屋の掃除ができるように下を開けています。
デザインは、まぁ良くはないけど悪くはないかな?と思っています。
DIYしたベビーサークルのデメリットは?
では、このベビーサークルのデメリットはなんでしょうか。
まずは格子状になっている一般的なベビーサークルに比べ、足がかけられるところがあるので、娘は現在10ヵ月ですが成長したら簡単に登れてしまうかもしれません。
今のところはその兆しはありませんが・・・
そうなったときは、メッシュシート等で表面を覆うか、ベニヤなどを表面に張るか、木材を追加して足がかけられないようにしようかと考えています。
構造を簡単にしてしまったので、足がかけられるのが最大のデメリットかなぁ。
その他には、市販のベビーサークルは形を変えることで使い道を変更できますが、これはもうこの形でしか使えないので、そういった変化には弱いですね。
バラして木材として別の用途に使うことはできます。笑
中古品として売買したりもできません。
扉が必要な場合などは市販のものに頼ったほうが良さそうだと感じます。
扉周辺の強度を保ちつつ扉と鍵を作るとなると、DIYとして難易度が上がってしまうので・・・。
あとはなにより作るのがめんどくさいというのもありますね!
買い出しするのに車両も必要ですし、物がデカイので作成するには大きめな作業スペースが必要になります。
おすすめできるかと言えば、DIYが楽しめる人ならおすすめできますが、必要に駆られて作るというならおすすめできません。面倒くさいので。笑
設置してから約2年後(2021/12追記)
その後のお話になります。
まず、設置して5か月ぐらいで登れるようになりました。乗り越えることはできませんでしたが、下の段に両足を乗せて掴まることが出来るようになりました。子供が1歳2か月位の時だったと思います。
そりゃそうですよね、こんな登りやすそうな形状では・・・。
まだ乗り越えることはできないようですが、ベビーサークルの上に乗っていて落ちたら怪我しかねません。
ということで、すぐに改造しました。正直よく覚えていませんが、12㎜の合板を買ってきてノコギリでカットし、ボンドで表面に接着、釘で固定。全面ヤスリがけし、ミルクペイントのトリトンブルーで塗装、トップコートを塗って完成。結構大変でした。
42㎝だった高さも少しプラスして、50㎝程度にしました。座ってテレビがギリギリ見える高さです。
とりあえずこれで安心かな!と思っていたら、次の問題が。
ベビーサークルのフチがちょうど子供の口のあたりに来るので、子供がベビーサークルをかじってしまいます。うちの子供は何でも口に入れるクセがあるので、噛むのが好きなんでしょうね。絵本も噛んでボロボロにしていましたし・・・。木材はあまり硬くないものなので、噛むと破片が口に入ります。塗装は人体に無害なものですが、これは良くないな。
という事で次の改造です。
プラスチックのパーツをベビーサークルの上部に付ける事にしました。もちろん専用に用意されたものはないので、ホームセンターで色々探してそれっぽいものを探します。ツルツルのプラスチックを薄い木材に固定する方法に悩みましたが、接着面に傷をつけて万能接着剤で固定、ねじで更に固定。これで木材をかみ砕かれることは無くなりました。
ふう、これでひと安心だぜ。そう思っていたのもつかの間。
二歳になって少し経った頃でしょうか。ふつうに攻略されました。
大人用のイスを利用して高所に手を出すテクニックをおぼえていましたし、そのうち攻略される気はしていましたが、思ったより早かったように思います。まぁイスを使えば登れるよね、と思っていたら、道具を使わずとも柵に足をかけてよじ登る事ができるようになりました。ボルダリングみたいな感じですね。
やっぱり50㎝では低かったのでしょうか。
とはいえ、おそらく子供はテレビを目の前で見たいから乗り越えた訳ではありません。ベビーサークル内に普段使わない2軍のおもちゃを入れていたので、それを取りたかったんだと思います。
それまでは親に「あのおもちゃとって」アピールをして取ってもらっていたベビーサークル内のおもちゃでしたが、攻略されて以来は自分で取りに行くようになりました。
それからは、上り下りするのが面白いのか頻繁に中に入るようになりました。
しかし、テレビを目の前で見たり観葉植物やゴミ箱に手を出すことはほとんど無くなったため、とりあえず様子見することにしました。
ベビーサークル自体は底上げすれば高さ70㎝にする事もできますが、イスを利用することも覚えた子供にとっては、高さが少し上がっても超える方法が変わるだけな気がします。こうなると、高くしても上り下りするとき転ぶリスクを上げるだけな気がしてきます。
そうしてどうしようか悩んでいたら、最近になってあまり子供がベビーサークル内に入っていない事に気づきました。(子供2歳9か月時点)ベビーサークルを超えるアスレチック遊びに飽きたのか、中にあるおもちゃに興味が湧かなくなったのかわかりませんが、とにかくよかった。
これを書いている今日も、中にあるおもちゃで遊びたいと言っていましたが、わざわざ自分で取るのではなく親を使うほうを選びました。(笑)
約2年後まとめ(2021/12追記)
今にして思うのは、DIYしたベビーサークルで子供といたちごっこを続けるのは大変という事です。最近は中に入らなくなりましたが、またブームが来る可能性もあります。
最初から子供が登りにくい70㎝の市販品を買っていたら楽だったろうなと思う事もあります。
メリットももちろんあります。まず、費用が抑えられたこと。追加で改造になったぶん費用はかさみ、合計で1万ちょい程度はかかったと思いますが、市販品だと3万位はしたでしょうから、一応費用は抑えられている事になります。
それと、見た目が自分の好みにできたこと。寸法が自分の好みにできたこと。
また子供のおもちゃによくあるゴチャゴチャ感を隠しつつ、使いやすいおもちゃ収納として使えること。ベビーサークルが壁形状なのでベビーサークル内にあるものが見にくくなります。ここの中におもちゃのカゴを入れておくことで、収納としても使えます。
デメリットは上で挙げてきた通りですが、作った当初にあまり意識していなかったのが、部屋レイアウトの変更に柔軟に対応できないという事です。
子供の収納スペースを増やす目的で、ベビーサークルの幅を縮小しようとして、妻に改造していい?って聞いたら却下されました。今の見た目が気に入ってるから変えないでほしい、変更する必要性もあまり感じないし、って事のようです。幅を狭くする改造はそれなりに大変になる見込みだったため、却下されて少し安堵している自分もいます。
市販品であれば、パーツの組み合わせで出来ているため細かい調整はできませんが、ある程度は柔軟に変更できます。DIYした物の場合、制作時に細かい調整はできますが、後から大きさを変えるのは大変です。
DIYしたベビーサークルは攻略されてしまいましたが「子供が無意識にテレビに近づきすぎることを防ぐ」目的はずっと達成できていたと思いました。テレビを見ている時はテレビに夢中なので、ベビーサークルを超える事はあまりなく、思惑どおりベビーサークルの手前で止まってくれます。
ただし、ベビーサークルを超えようと上り下りするときには転ぶ危険が伴うため、親は注意する手間が発生します。そう考えると「親が子供を見張っていなければならない」手間を減らす事にはなっていませんから、やはり攻略されるとあまり良くない事になります。
子供はベビーサークルに限らずイスでもテーブルでも何でも登りたがるので、今のわが家のように「たまにしか乗り越えない」のであれば妥協して、攻略されても対策しないままというのもいいのかなとは思います。とはいえあまり良くない事には変わりないので、そのうち何かしらの手は打とうと考えつつ様子見をしております。例えば、逆に登りやすく台を用意してあげて、安全を確保したり、横から普通に入れるようにしてしまうとか。
ここまで読んで頂いて申し訳ないのですが、DIYはあまりおすすめできないので、市販品に合うように部屋のレイアウトを考えたり、テレビを高い位置に設置するなどして市販品と上手く付き合っていったほうがいいのかなと思いました。
それでもDIYしたい、DIYが好きって人は、もちろん止めませんよ!笑
それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました。
もしよろしければ、以下の記事もどうぞ。
私が子育てのために実践してきたリビングレイアウトについてはこちら。
![](https://muimuimyhome.com/wp-content/uploads/im-27_Fotor-160x107.jpg)
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