こんにちは、むいむいです。
今回は、最近注目されているファミリークローゼットと可動棚について、もう少し踏み込んだ話をしてみようかと思います。
ある調査によれば、住まいの不満アンケートの第一位は、30年前から現在にいたるまでずっと「収納スペース」だそうです。*1
ですから、収納は家作りにあたってはとても重要だと考えています。
しかし、例えば「ウォークインクローゼットを作る」「ファミリークローゼットを作る」という事は決めても、内部の収納プランをどうしようか?という点まではイメージしにくいのではないでしょうか。
むいむい家はファミリークローゼットを作ることを当初から決めておりましたが、収納プランについてはイメージが固まらずに悩んでいました。
例えば、棚をどのくらいの高さに設置して…とか、ハンガーパイプを何m用意して…といった具体的な内容です。
そして色々悩んだ結果、よくある普通のクローゼットにするのではなく、レイアウトを自由にできる背面支持の可動棚を採用しました。
ここではどうして可動棚にしたのか、そのメリット・デメリットは何か、その他の収納はどんなものがあるか、という事を話していきたいと思います。
この記事はこんな方におすすめです。
- これから新築・リフォームする予定
- 収納プランについて悩んでいる
- ウォークインクローゼットやファミリークローゼットの導入を検討中
- システム収納や可動棚をつけたいと考えている
クローゼットの収納にはどんなタイプがある?
まず、どんなタイプの収納があるのか調べてみました。
ざっくり分類すると以下のような感じになります。
一般的な普通のクローゼットと言えば、こんな感じでしょうか。
・床から1.8メートルの所に枕棚がある
・その下にハンガーパイプが固定されている
建材メーカーのシステム収納というものもあります。
特徴はこんな感じ。
・棚板やハンガーパイプはある程度カスタマイズできる
・棚板は可動棚になっている事が多い
・引き出し等のオプションもある
・デザイン性が高い
背面から支えるタイプの可動棚もあります。
こちらは壁から棚板を支えているので、背面支持型の可動棚と私は呼んでいます。
自由度の高さなどが特徴です。
それ以外だと、メタルラックやウッドラックなどの家具を用いてクローゼットを実現するタイプもあります。
特徴としては、後付けができるので新築でなくても設置できます。
ウッドラックだとこんな感じです。
メタルラック、上下で突っ張る感じのタイプだと以下のようなイメージでしょうか。
引用:奥行30cm 光沢ブラッククローゼットハンガーラック 通販 – ディノス
他の人はどんなタイプを採用している?
世間の方々は、ファミリークローゼットにどういった収納プランを採用しているのでしょうか。
簡単ですが調べてみました。
グーグルで画像検索した結果を勝手に分類してみます。
判断に悩むものは空欄です。
- 普通のクローゼット(枕棚+ハンガパイプ1本)
- システム収納
- 背面支持型の可動棚
- 家具を使ったタイプ
こうしてみると、2.システム収納が多くて次に1.普通のクローゼットと3.背面支持型の可動棚が同着ですね。
家具はあまり見られません。
これはあくまで採用した人の写真ではなく、参考程度です。
それではこれらの収納のタイプの特徴を考えてみます。
普通のクローゼットのメリット・デメリット
まず、普通のクローゼットはどうでしょうか。
メリットとしては、一般的に用いられるクローゼットと同じ構造なので考えることが少なくて済みますし、建築会社に頼むのも楽です。
標準的に用いられる建材を使用するので、費用も安く済みます。
デメリットとしては、他のタイプに比べ柔軟性には欠けるかもしれません。
普通はハンガパイプに服をかけて、下は引出しなどの収納にされる事が多いと思いますが、ハンガパイプを二段にしたいと思ってもハンガパイプの高さが決まっていると二段にするのはなかなか難しいと思います。
引用:寝室のウォークインクローゼット、WEB内覧会! : usagi works
大人の服の丈はハンガーの高さも含めると90cm~100cm位ありますので、二段組にするには上部のハンガーパイプが200cmぐらいの高さにあるのが理想的です。
しかし、普通のクローゼットではハンガーパイプは170cm位に設定することが多いので、その高さにしてしまうと二段組は難しくなり、ハンガーパイプの下は引出しなどの収納を設けるしかありません。
私はハンガーパイプの二段組ができると収納の幅が広がるなと思っていたので、これがしにくいのはNGでした。
ただ、ハンガーパイプの下は何もない空間であることが逆に有利であることもあります。
むいむい家の寝室にあるウォークインクローゼットは二畳程度の大きさですが、ここにはスノボのバッグやテニスバッグ、スーツケースなどを置いています。
これらは形がまちまちでしかもデカイので、システム収納や家具を使ったタイプのように仕切りが決まっていると逆に置きにくいものになりますが、普通のクローゼットであれば下が自由に使えますから、こういったサイズの異なるものは置きやすいですね。
これはうちの寝室にあるWICの写真ですが、今はもっと物と服が詰まってます。
ここに可動棚は必要ないと考えたので、普通のクローゼットにしました。
次に、枕棚を支えるための構造が必要になるというデメリットもあります。
二畳程度のウォークインクローゼットですと、壁の両側から枕棚を支持するだけで十分なので一見気づきにくいのですが、ファミリークローゼットのような大きな空間で枕棚+ハンガーパイプを支持しようとすると、枕棚の幅が3メートル位になってしまうこともあります。
そうすると、その枕棚の中間などで仕切り壁を設けて自重を支える必要が出てきます。
これを支えるためにどういった方法を取るかは建築業者によりますが、2cmぐらいの化粧板を使うところもあれば、通常と同じ12cmぐらいの壁にするところもあります。
これが邪魔にならず仕切りになってちょうどいいね♪ぐらいの気持ちであればいいのですが、意外と邪魔だなと思うサイズのものを用意されることもあるので、注意が必要です。
引用:ウォークインクローゼットとは?収納のコツを知ればお部屋もすっきり♪【スマイティ】
システム収納のメリット・デメリット
システム収納のメリットは柔軟性が高く、オーダーメイドの収納が作れる事です。
棚板やハンガーパイプが自由に選べるのはもちろん、引出しやスライドハンガー、スラックスハンガー、小物入れなど純正でパーツを豊富に用意しているので、好みに合わせた収納が作れます。
統一感があるため見た目もキレイです。
LIXIL・Panasonic・ウッドワン・DAIKEN・EIDAI・南海プライウッドなど、色々なメーカーから発売されています。
メーカーからシステムになっているものを取り付けるという安心感もありますし、カタログ等によって設置したときのイメージがしやすいのも良いと言えます。
システム収納を分類すると、パネルタイプとポールタイプがあります。
パネルタイプは一定間隔で仕切り壁を設ける事により統一感を出しています。
この仕切り壁によって棚板などを支えているので、壁を無くすことはできません。
ポールタイプは仕切り壁の代わりにポールを用意し、それによって棚板などを支えています。
これら二つのタイプについてはこの章の後半でお話します。
引用:アイシェルフ | 収納 | 室内ドア・フローリング・収納 | Panasonic
システム収納のデメリットはどうでしょうか。
ハウスメーカーだと自社以外のシステム収納は取り扱わないか、社外品は高額になるというケースがあるので注意が必要です。
地元工務店・建築会社などでも、特定のメーカーしか取り扱えない事もありますので、まず取り扱いの確認が必要になります。
次に、比較的高額になることがあります。
ハウスメーカーでシステム収納が標準的に使用されている場合はまだいいと思いますが、特別に取り扱いますという場合は費用がかさむ可能性があります。
むいむい家のファミリークローゼット(4.8畳)にイメージと同じものをつけようとすると、LIXILなら定価で30~35万円でした。
棚板とハンガーパイプだけを使ってこの価格なので、引出し等を付けたら50万円以上になります。
普通のクローゼットなら10万円以下で済むだろうという事を考えると、少し高いですね。
普通なら定価よりいくらか安くなりますが、プランニングから設置まで手間もかかるので割引率は渋くなりそうです。
また、柔軟性が高いとは言ってもケースによっては対応できない事もあります。
例えをあげると、システム収納は上限の高さが決まっている事が多いので、規格より高い場所につけるのはできない事が多いです。
ハンガーパイプは二段にして一番上は2.1mにしたい。という場合でも、上限の高さが1.9mに決まっていたらそれ以上につけることはできません。
それ以外にも、棚板を奥行40cmのものと50cmのものの二種類混合させて使いたい、と思ってもシステム収納ではできない可能性があります。
システム化されることによってプランニングはしやすいのですが、複雑な要求には答えられないのもデメリットであると言えそうです。
メリットともデメリットとも言えないのは、仕切り板の存在です。
ポールタイプには存在しないのですが、パネルタイプには仕切り板があり、これによって棚板などを支えています。
この仕切り板は物を区切るのに便利である、仕切り板があることによってある程度統一感のある見た目になるというメリットもありますが、物を置くのに邪魔だったり、仕切り板があることで収納部屋全体が狭く見えるというデメリットもあります。
一般的な部屋についている一畳程度のクローゼットであれば部屋から覗く形になるため気になりませんが、ファミリークローゼットだとこの収納ユニットに囲まれる形になるため、仕切り板があるかどうかによって狭く感じる事もあると思います。
これについては各建材メーカーのショールームを見たり、ハウスメーカーの展示場にいったりすると、自分がどちらに向いているかがわかると思います。
その他、アパレルショップでも仕切り板を設けている場所とそうでない場所があるので、そこでイメージしてみてもいいかもしれませんね。
可動棚とシステム収納の違いとは?
ここで可動棚とシステム収納の違いを説明させてください。
というのも定義が明確な言葉ではないので、使う人の感覚で呼び方が変わってきます。
それだと「可動棚」って何?ってなってしまうので、最初に説明します。
この記事でいう「可動棚」とは、パーツが比較的単純で、DIYでも設置できるものです。
パーツは、レール・棚受け・棚・ハンガーパイプ等があります。
両側の壁から支持する側面支持タイプと、背面の壁から支持する背面支持タイプがあります。
引用:可動棚がいまひとつなんです! |リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子
それに対して「システム収納」とは、メーカーが独自のキットを作っており、組み立てが複雑なものが多く、大工やメーカーの施工業者が施工するのが普通です。
パーツも可動棚で使うものに加えて、天板・仕切り版・引出しパーツなどが増えます。
このシステム収納という呼び方は曖昧なので、メーカーや建築業者により呼び方は異なる事があります。
この記事では、
可動棚=構造や施工が比較的簡単なもの。形状やパーツがシンプルなもの。
システム収納=構造や施工が複雑なもの。またはメーカー独自のキットとして売り出しているもの。
というイメージで言葉を使っていますが、この言葉の使い分けはあいまいなので、可動棚っぽいシステム収納もあります。
なので何となくで考えてください。ゴメン。
背面支持型の可動棚のメリット・デメリット
まずメリットとして挙げられるのは、一番自由度が高い事です。
後からハンガーラックの部分を増やしたいと思ったら、棚板を外してハンガーパイプに交換することができます。
大型の荷物を置きたいからスペースを確保したいとか、子供の昼寝スペースを一定期間だけ設けたいという場合でも一部だけ棚板を外して空間を作れます。
棚板を机代わりにしてクローゼットの一角を書斎や家事コーナーとして利用するといった使い方もできます。
システム収納でも同様の使い方は想定されているようで、一部のメーカーには机ユニットがあります。
複数の奥行の棚板を混合して使うこともできます。
物を置く目的であれば使いやすい奥行は40㎝前後ですが、机として利用するには40㎝は短いので、その棚板だけ奥行を大きめにするのもいいですね。
棚板を自分で好きなものを選ぶ事も出来ます。
システム収納の棚板表面はコート紙(LIXL・パナ調べ)でしたが、最近はホームセンターでメラミン化粧板が手に入るので、これを使うのもいいかなと思います。
後者だと棚板が安いし強度がとても高い。
コート紙は家具などでキズ耐性がさほど必要ない部分に使うような化粧素材であるのに比べ、メラミン化粧板はオフィスデスクやキッチン収納棚などに使われる、とても傷に強い素材です。
ファミリークローゼットは服だけではなく日常使うものの一時置きとして結構乱暴に使われることもありますし、もし棚を利用して家事コーナー等として使おうと思っているなら、強度を考慮して棚板を選ぶのもアリです。
見た目重視ならシステム収納の棚板のほうがデザイン性を意識して作っているのでキレイだと思います。
なお、ここまでの内容はメーカーや種類にもよりますがシステム収納(ポールタイプ)でも部分的に実現できます。
可動棚にはDIYできるメリットもあります。
施工範囲に下地合板をあらかじめ入れてもらう、必要な材料を計算して注文する、インパクトドライバーを用意する、設置する寸法の図面を書くという準備と、レールを垂直水平に壁に固定していく、棚板に金具を付ける、という事さえできれば何とかなります。
詳しくはまた別の記事に書きます。
引用:ロイヤル SS System シューノシリーズ カタログ
システム収納は施工が難しいものが多いため、カタログのQ&AにDIYできますか?という回答には「施工業者に依頼して下さい」と書いてあります。(パナ調べ)
それに比較して可動棚はカタログに一般人がDIYしやすいように、いくらか親切にやり方が書いてあります。(ロイヤル調べ)
といっても1から10までは書いてないので、多少の経験は要求されます。
まとめると、難しくはありませんが簡単でもありません。
カタログに施工方法の記載があるので、それを見て「できそうだな」と思えたらやってみたらいいのではないでしょうか。
施工方法は見本と違っても大丈夫です。
DIYができれば費用を抑える事もできます。
うちのファミリークローゼットに使用した材料はちょうど10万円ほどだったので、定価で考えるとLIXILの収納(30~35万円)より3倍以上安い事になります。
建築業者に依頼するといくらかかるかは会社次第になりますが、建築業者の利益と施工費が乗るので材料費の2倍位はかかるでしょうか。
参考:むいむい家のファミリークローゼットに使用した材料と費用
それではデメリットはというと・・・
DIYするとなると労力がかかるので、そこが大変です。
これがちょっとストレスになるなという人にはまったくオススメできません。
家作りはただでさえ決める事が多いですしね。
また、引出しや小物入れ等は必要なら自分で探す必要があります。
これらと棚板の色を合わせないと統一感が少し減りますから、そこはシステム収納と比べるといくらかデメリットに感じるかもしれません。
そのほかに私が気になった所としては、耐荷重でしょうか。
パネルタイプのシステム収納は壁から4点で支持しているのに比べて、背面支持型の可動棚は後ろから支えているため荷重に弱そうなイメージがあります。
LIXIL・パナのシステム収納の棚板はカタログだと20kgまでと書いてありましたが、背面支持型の可動棚も同様の30kg位まで耐えれるようです。
もちろん商品や棚板のサイズによりますが、むいむい家で使用しているロイヤルのシューノ19シリーズだと、棚板のサイズによりますが30kg~40kgまでのようでした。
弱そうに見えても実は背面支持型のほうが耐荷重が高いという結果でした。
引用:ロイヤル SS System シューノシリーズ カタログ
荷重に対して不安な方は60kgまで耐えられるタイプもありますが、クローゼットに置くものとしては20kgあればたいていのものは問題ないと思います。
しいて言うなら、子どもが大きくなったときに遊びで登らないかどうかでしょうか。
自分の小学生時代を思い出すと・・・うん、やりそう。
家具を使ったタイプのメリット・デメリット
このタイプは正直ほとんど検討していないのであまり語れませんが、一般論として話したいと思います。
最大のメリットとしては、新築でなくても、下地が無くても設置できる事です。
また、家具を撤去すればその部屋を他の用途に転用することができます。
背面支持型の可動棚もパーツを全部外せば同じことはできますが、レールを固定していた穴の跡が残ります。
外したレールや可動棚は、下地がある壁にしか使えませんから他への転用が難しい。
メタルラックタイプのメリットは、安い・サイズが豊富・軽いので移動が楽という事ですね。
安くしようと思えば一メートル幅につき一万円程度で作ることもできると思います。
パーツも比較的豊富に用意されているので、欲しいサイズぴったりに作ることもできます。
必要に応じて分解して保管したり、比較的軽いのでそのまま持って移動したりすることもできます。
むいむい家にも服をかける用途ではありませんがメタルラックは使用しています。
デメリットとしては、まず見た目がシステム収納や可動棚に比べると若干落ちるように思います。
また、網目状の棚板を使用していると、ホコリが目立たないので掃除がサボりがちになりますが、気づくと意外とホコリが溜まっています。
そして網目状なのでホコリが掃除しにくい・・・という話も。
構造を支えるためのフレームが必須なので、システム収納のパネルタイプと同じように、支柱が邪魔になることもあります。
自由度も、棚板の高さを変える程度であればいいのですが、棚板を外して他のところに付け替えるのは支柱が長いと結構大変です。
引用:OURHOMEのEMIさん直伝、オールハンガーのクローゼット収納アイデア
ウッドラックタイプのメリットは、見た目のナチュラル感ですね。
メタルラックに近いメリットがありつつも、木の質感があるので好みにもよりますが和みます。
またDIYができるなら木を加工して自分の使いやすい形にすることもできますし、塗装して好みの色にすることもできます。
むいむい家でも、リビング収納はウッドラックを加工して作りました。
興味ありましたら下記の記事を見てください。
デメリットは価格と自由度です。
きちんと塗装されているようなものはメタルラックほど安くなく、ある程度の価格がします。
自由度も、支柱を継ぎ足すことができて、棚板の規格も多いメタルラックに比べ、ウッドラックはある程度サイズが限定されるので、欲しいサイズを探すのに苦労するかもしれません。
ワードローブタイプのメリットは、システム収納をそのまま家具にしたような見た目です。
扉付きと扉無しがありますが、扉付きは中がゴチャゴチャしていても隠せるので、収納が足りない個人の部屋などに置くには適しています。
ウォークインクローゼットやファミリークローゼットに置くのであれば扉があると邪魔なので不要でしょう。
デメリットは、価格が高めな事と、システム収納ほどは自由度が無いこと等です。
また、メタルラックや骨組みだけのウッドラックに比べてパネルがあるため、かなり重いです。
写真のものは合計100kg位あるので、一度設置したら動かすのは至難ですし、必要がなくなったからといって移設・撤去するのも大変です。
引用:PAX パックス ワードローブ – ホワイト – IKEA
私が背面支持型の可動棚を導入した理由
導入した理由はメリット・デメリットにほとんど書いてありますが、更にポイントを。
やはり自由度が高かったことが気に入りました。
どれだけの収納が必要かということは、建築段階ではある程度予想はできてもやはり不安があります。
また、どういった使い方をするかどうかも建築段階では細かくわかりません。
なので、ライフスタイルや家族構成に合わせて収納の形を柔軟に変えれることが、私にとって一番重要なポイントになりました。
加えて、費用を抑えたかった事もあります。
建築当時はあまり時間もなかったのでこの記事に書いてあるほどの分析はできませんでしたが、システム収納は高いというイメージがあったのでこうなりました。
また、私が選んだのは建築条件付き土地で、家作りのプランを検討する時間が限られていたというのも原因のひとつです。
背面支持型の可動棚であれば、とりあえず下地を全面に張ってもらって入居してから細かいところを考えよう、という事ができます。
実際には幅の兼ね合いもあるため建築段階で使用パーツなどもほとんど考えていましたが、後でゆっくり取り付ければいいというのは精神的に楽でした。
なお、むいむい家で使用している可動棚は、ロイヤル社のSS System シューノ19という商品です。
この商品は可動棚ともシステム収納とも、どちらとも言える商品なのですが、ここでは可動棚として扱わせて頂きました。
棚板は都合により純正のものを使用せず、ロイヤルホームセンターのメラミン樹脂化粧板を使用しています。
長くなりましたので、細かいところはまた別の記事にしようと思います。
うちのファミリークローゼットはこんな感じです。
物が詰め込まれているので可動棚の部分はあんまり見えませんね。汗
終わりに
収納プランには様々な選択肢がありますから悩んでしまいます。
建築業者で指定のシステム収納があればそれを使うのが一番楽かもしれませんね。
この記事では私が背面支持型の可動棚を採用したため、可動棚よりの記事になってしまいましたが、価格の折り合いがつけばシステム収納も良いものだと思います。笑
もちろん、普通のクローゼットでも工夫すれば使いやすい形にはなります。
私も賃貸で使用していたときはあまり不便を感じませんでした。
しかし、「ここの棚を自由に動かせたらいいな」とか「ハンガーパイプ二段組ができたらな~」とか「丈の長い服用のスペースを作りたい」とか、細かい希望は少なからずありました。
可動棚やシステム収納は、それらの希望を叶えて少しだけ生活を楽にしてくれます。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。
もしよろしければ、以下の記事もどうぞ。
こちらでは、ファミリークローゼットを使って気づいたメリット・デメリットについてお話しています。
こちらでは、ファミリークローゼットの大きさはどれ位が良いか?という問題についてお話しています。
*1:住まいの不満、不動の一位は「収納スペース」:https://www.with-e-home.com/lp/shunou/
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