こんにちは、むいむいです。
窓って正解が無いから難しいですよね。
光の入り方も窓の形によって異なるし、通風やプライバシーも考える必要がある。
大きすぎればエアコンや家具が配置し辛くなるし断熱性も失われる。
小さすぎると部屋に閉塞感が出てしまう。
機能性だけ考えればいいかと思いきや、窓は外観の大きなアクセントでもあるため、それも考慮しなくてはいけない。
また、カーテンやロールスクリーン、網戸等にも配慮しないと、あとあと使い勝手が悪かった・・・という事になってしまう。
窓のカタログはゼクシィ級に厚いし、閲覧の仕方にもコツがいる。
そんなこんなで、窓には結構悩まされました。
着工間際になってから何度も変更もしましたし、建築業者と認識の違いから後になってから網戸を変更してもらう、というトラブルも起こりました。
この記事ではリビングにあるメインの窓について書いていきたいと思います。
求めること
リビングの窓に求めることは、開放感と実用性でした。
大きな窓のあるリビングは光がたくさん入ることで、空間がより広く見え、開放的になる。
モデルハウスのリビングなんかは、これでもかというぐらい大きな窓を備えている家が多いように感じました。
窓が大きいと、窓を介して外と繋がるような感覚がある。それはとても魅力的でした。
しかし、夜になってしまえば窓はカーテンをかけてしめているだけの存在。
昼間の開放感も大事ですが、窓が大きすぎると家具を置きづらい等のデメリットもあるため、あくまで実用性を損ねないレベルにしなくてはならないと思いました。
ちなみに、私達の家についている窓はLIXILのサーモスLです。
本当はYKKがいいなと思っていたのですが、窓はLIXILが建築業者の都合上とても安く仕入れられているということだったので、そこは妥協しました。
メインの引き違い掃き出し窓
掃き出し窓とは、窓の下端が床と同じレベルになっている窓の事で、リビングのメインとして据えられる事の多い窓です。
リビングには幅2600mm、高さ2000mmの引き違い掃き出し窓を2か所設置しました。
真南に向いている窓
真東を向いている窓
これは横幅は比較的大きいサイズ(9尺または1.5間)ですが、高さは標準的なものです。
ハイサッシと呼ばれるような、もっと高さがある窓のほうが、本当は開放的で良いという事を聞いていましたが、プランの標準外の大きさになることや、窓の上にエアコンが設置できなくなること、窓のシャッターボックスが2Fのバルコニーに干渉する恐れがある事などを踏まえ、そこは妥協しました。
両袖片引き窓(HKK)の検討
単純な引き違いではなくLIXILでは装飾引き違い窓 HKKというタイプにしようかとも考えました。
一般的には両袖片引き窓っていうのかな?
↑このようなタイプで、真ん中が固定されており両側が引き違いになるという物です。
このタイプの良いところは、ちょっと変わった形をしているので見かたによってはオシャレに見えるということ。
また、単純な2枚の引き違いに比べて可動する部分の窓が小さいため、軽いということ。
幅2600mmの引き違い掃き出し窓は、普通の窓に比べて大きいですし、ペアガラスなのでとても重いんです。
実家や賃貸の窓は多少大きくてもシングルガラスだったので簡単に開きましたが、この重い窓は子供じゃ開けられないんじゃ?と思うぐらい重い。
それが両袖片引き窓にすると可動する窓が減り軽くなるのでいいんじゃないかと思いました。
しかし、結局この両袖片引き窓をリビングに採用することは見送りました。
ダイニングの窓の直上にある、寝室の窓はこの両袖片引き窓にしたのですが・・・
開く範囲が狭くなると人の出入りがちゃんとできるのかわからなかった事と、重さだけであれば他の解決方法があるんじゃないかと思ったこともありますが、実はどうして採用しなかったのかよく覚えていません笑
寝室の両袖片引き窓(LIXIL サーモスL HKK)の外観はこんな感じです
窓の重さの解決策 アシスト把手
前述の通り、大きなサイズの掃き出し窓はとても重く、モデルハウスで始めてこの大きさの窓を開けたときの衝撃が大きくて、当時は悩んでいました。
あんまり重い窓だと、開けるのがおっくうになってしまうのではないかと。
そこでカタログで見かけたのが、アシスト把手(とって)というものです。
これは結構マイナーらしく、建設業者の担当も知りませんでしたし、サッシ屋さんにはなぜか上下逆に付けられてしまう(笑)というトラブルもありました。
サッシ屋さんも取付が初めてだったのかな?
これを使うと把手を引くときの力を、テコの原理で開ける力に変えることができるため、開けるのはいくらか楽になります。
ショールームで使ったときは「これだ!!」と思いました。
オプション価格としては1セット(1窓で2個)で定価で1万円位、私達の場合は6000円位でした。
ネットでは比較的評判がいいものかなと思っていましたが、実際に使ってみてどうかというと、人によって評価がわかれる物かなと思いました。
というのも、まず窓を開ける為には、鍵をあけてから窓を開けます。
普通は閉まっているときには鍵がかかっていますからね。
この、鍵を開けた時点で、手がサッシの真ん中付近にあるため、網戸側の窓を開けるときにはそのまま真ん中のでっぱりを持って動かしたほうが早いのです。
しかも、真ん中のでっぱりのほうが大きいので持ちやすい。
★画像
両手で鍵を開けながらアシスト把手を持って開ければ別ですが・・・
こういうほんの小さなしぐさでも、楽なほうを選んでしまう私にとっては、両手でやるより片手で開けれたほうが楽なんですね。
アシスト把手を使わなくても開けるパワーがある人なら、ということにはなりますが。
そんな感じなので、後悔はしていませんが別になくてもよかったかな?というオプションでもありました。
最初は重さに驚くものの、使っているうちに慣れちゃうんですよね、重さに。
接道する掃き出し窓
ダイニングの横に位置するこの掃き出し窓は、最初は腰窓にしようと思っていました。
腰窓というのは、人の腰ぐらいの高さに窓の下端が来る大きさの窓のことです。
こんな感じの窓↓
この窓は真東に向いており、2mの間を開けて道路に面しています。
他の家を見ても、南に接道している南向きの家は当然、南に掃き出し窓を設置しますが、西や東に掃き出し窓を設置している家はほとんどありませんでした。
それもそのはず、不用意に掃き出し窓を多くつけてしまうと、壁が減って家具の配置が難しくなったり、外から中を覗かれやすいというデメリットもあるからです。
しかし、ダイニングの横に位置するこの窓であれば、家具の設置を邪魔することはあまりありません。
ミラー効果のあるレースカーテンを設置していれば、日中は光の反射によりまったく中が見えない状態にすることが出来ました。
中から外は見えるのに、外から中は見えないのでミラーレースは便利です。
私の今までのイメージでは、庭など人が出入りするところに掃き出し窓が必要なんだと思っていましたが、出入りをしなくても採光と開放感のためだけに掃き出し窓をつけてもいいんじゃないか?という考えになりました。
実際に、リビングについている2か所の掃き出し窓からは外と出入りすることを想定しておらず、そのために踏み台となるコンクリートは設置していません。
採光と開放感のためだけにつけたダイニングの横の掃き出し窓ですが、朝には気持ちのいい東の光が入るのでお気に入りです。
外の様子が見たいときに覗いたり、外の空気が吸いたいときにも開けて体を乗り出すこともあります。
機会でいえば南側の窓より東の窓のほうが開けることが多いです。
ざっくりですが、掃き出し窓からの視界を表現するとこんな感じです。
単純に東側に道路がある家なので、東のほうが広く視線がよく抜けて開放感があるんですね。
変な恰好で外を覗いていると、外からも見られてしまう欠点はありますが、周辺住民以外通らない道路なのでそこはよしとします。
玄関が奥まって位置にあるからできる道路に面した大きな窓ですが、庭とはまた違った開放感があるのでおすすめです。
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