人感センサーで照明を自動化して快適生活。かってにスイッチのデメリットを考える

わが家の居室以外の場所は、パナソニックの「かってにスイッチ」というセンサーで照明が点くようにしました。

前回の記事に引き続き、今度はかってにスイッチのデメリットについて考えます。

 

前回の記事はこちらから。

人感センサーで照明を自動化して快適生活。かってにスイッチのメリットを解説。体験動画あり

 

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人感センサーのデメリットは?

前回の記事でひたすら持ち上げてきた人感センサーですが、デメリットは無いのでしょうか。

私が人感センサーだらけの家に半年住んでみて感じたところでは、デメリットは・・・まったくありません。

ただし、使用感としてデメリットが無いだけであって、検討が大変だったとか費用が増えたとかそういった事はあります。

今回は人感センサーのデメリットに着目してみます。

 

プランニングが大変

人感センサーを付けると決めたら、どこにどのタイプのセンサーをつけるのか?というプランニングをしますが、これが結構大変です。

ここにスイッチをつけたらどこまでが有効範囲になるか?という計算や、壁付けのタイプにするか天井付けのタイプにするか?といった選択もしなくてはなりません。

私達は建築業者の担当がきっちりやってくれるかどうか不安だったので、自分でセンサーのタイプや位置を決めて、図面を作りました。

他の事に比べればまだ楽な部類でしたが、とても簡単とは言えません。

献身的なタイプの担当ならいいですが、そうでないなら、自分でリードして考えていかなくてはならないという覚悟が必要かもしれません。

プランニングについては別の記事で詳しく掘り下げたいと思います。

 

建築業者が人感センサーに詳しいとは限らない

人感センサーをトイレに付けてください、と言ったら普通は応じてくれると思います。

ただ、動作原理や検知範囲への理解、親機と子機の連動、オプションパーツ、他のスイッチとの連動など、複雑なパターンになると建築業者も知っているとは限りません。

これは単なる愚痴ですが私達がお願いした建築業者の担当は、動作の仕方について完全に誤解しており間違えた知識を教わりましたし、カタログに書いてあるような事も全然知りませんでした。

積極的に導入をしている建築業者であれば対応の幅は広いと思いますが、今まであまり使って来なかった建築業者に人感センサーを付けてくださいと言うと、すこし苦労するかもしれません。

 

設置を間違えたときに困る

これは、割とよく失敗談を見かけるので、一例を述べます。

  • センサーが検知してほしくない時に検知してしまう
    例えば廊下に洗面所が面しているとして、洗面所に用事はないのに廊下を通っただけで洗面所のセンサーが反応してしまう、といったケースです。
    これはセンサーの位置を間違えたり、検知範囲を間違えて設置してしまったケースに見受けられます。
    検知範囲はある程度調整できるようになっていますが、それでカバーできない場合はストレスになってしまう可能性があります。
    逆に点いてほしいのに点かないというケースもあります。
  • 意図しないタイミングでセンサーが作動してしまう
    これはセンサーの特性を理解していない場合です。
    温度変化でセンサーが作動するので、ペットを検知してしまうとか、ヒーターや家電の熱で反応してしまうという事があります。
    ペットが検知されてもいい!と思ってセンサーを付けるか、ペットがいるから諦めよう、と最初から判断してればいいですが、あとから判明するとガッカリするかもしれません。
  • 扉のイメージを間違えた場合
    扉を閉めているイメージを想定して人感センサーを取り付けると、実際住んでみてその扉が開けっ放しになった場合、意図しない検知をする可能性があります。
    これは、開閉がどちらであっても意図した動きになるように想定して設置位置を決めておく必要があります。

 

色々あると思いますが、プランニングを間違えた場合にデメリットが出てしまいます。

間違えてしまった場合として、ここでもセンサという商品を使うという方法があります。

ここでもセンサというのは、スイッチボックスに入る受信機と、電池式でどこでも付けられるセンサー付発信機があり、この発信機を自由な位置に変えることでセンサー範囲を後から自由に変えることが出来るという商品です。

参考:配線計画 ここでもセンサ | 配線計画 | 電設資材 | 電気・建築設備ライフソリューション | 法人のお客様 | Panasonic

 

また、あとから普通のスイッチに替えるという事もできますが、人感センサーとして望ましい位置と、普通のスイッチとして使いやすい位置は同じとは限りませんから、注意が必要です。

 

普通のスイッチに比べ費用がかかる

これは当然ですが、普通のスイッチに比べセンサー付きのスイッチにしたら費用がかかります。

建築業者によって設定している価格があると思いますし、標準の範囲内でつけてくれるケースもあると思いますが、だいたい1か所1万円ぐらいの費用はかかるでしょう。

詳しくは別の記事で述べます。

 

来客が戸惑う

これはデメリットではないかもしれませんが・・・

来客してきた人が、スイッチどこ?照明消せないんだけど、あとで消えるんだよね?って焦っているのを見かけるときがたまにあります。

そのときは、そこはセンサーだからいなくなると消えますよ、と説明します。

2回目からは聞かれませんので、最初だけです。

人感センサーがもっと普及すれば、いつか聞かれる事はなくなるのかな?

 

作動音がする

わずかですが、オンになったときに作動音がします。

慣れたらなんでもないんですが、音にうるさい人は気になるかもしれませんので、自覚のある方は一度作動音を聞いてみるといいと思います。

書いておいてなんですが、普通にスイッチを押しても音は鳴りますから、大したことではありません。

 

夜中に目覚めたときでもかってに作動する

少し難しい話になりますが、夜中にトイレに目覚めたとします。

そういう時は眩しいので、廊下の明かりを付けずにトイレに向かう人もいると思いますが、廊下が人感センサーになっていると、廊下の照明がついて眩しい思いをします。

トイレも同様ですが、トイレに関してはかってにスイッチなら「ほんのり点灯」タイプという商品があるので、それを採用していれば夜中はライトの照度を20%の能力にする、という設定ができます。(ライトが調光に対応できるものである必要があります)

 

ただし、廊下や階段に関してはこの「ほんのり点灯」タイプではカバーできない場合があります。

というのも、「ほんのり点灯」タイプは単独でしか動作させることができず、親機子機という設定ができないため、少し広めな廊下や最低でも2個の設置が必要な階段には設置ができないからです。

この場合の方法として、夜中はセンサーが作動しないようにタイマースイッチと連動させる方法がありますが、一般的でない方法になります。

これは話が長くなるのでまた別の記事にします。

 

二階に寝室とトイレがあり、二階の廊下が広くない(センサー一つでカバーできる)ような場合は、二階の廊下とトイレを「ほんのり点灯」タイプにすればいいので、簡単に解決できます。

ただ、そうでない場合はちょっと特殊な方法で解決するか、夜中でも点くことを妥協しなければならないという事になります。

 

教育に良くないという意見がある

これはネットではよく見かけます。

小さい子供がいる世帯では、子供がスイッチを押さなくても明かりがつくと認識してしまうし、スイッチを消さなくなるようになるかもしれないので、教育に良くないのでは?という意見です。

 

私はこの意見は好きではありません。

子どもは頭がいいので、スイッチを消す事ぐらいは覚えます。

自動化しなくたって、明かりをつけっぱなしにする子供はいますし、そういう子供には普通に言ってもたぶん聞きません。(私の子供の頃です)

ただし、スイッチをつけたり消したりすることは、あくまで習慣の一つですから、そういった習慣が身に付けれないというのは、一理あるかなと思いますが、そんなのは必要ができてきてから学べばいいことです。

それに「教育に良くない」事を理由に家を便利にできないとしたら、いったいいくつのことを諦めなくちゃいけないのでしょうか。

 

明るい時も人感センサーは作動するか?

かってにスイッチの場合は明るさセンサーも内蔵しており、ユーザーが設定した照度以上の場合は照明が点かないようにすることもできます。

ただ、わが家はその設定は切っています。

居室以外の部分というのは、だいたい建物の明るくない方角に来ることが多く、昼間であっても採光が足りているとは限りません。

わが家も、外が明るいときでも一階玄関・ホール・ファミリークローク・洗面はあまり明るくないので、どんなときでも照明が点くようにしています。

階段と二階廊下は、外に比例してそこそこ明るくなりますが、他のところがいつでも照明が点く設定にしているので全部統一することにしました。

 

人感センサーが広く普及しない理由はなぜか

ここまでの項で、一押ししているとは思えないほどデメリットを述べてきましたが、私は人感センサーはとても便利だと思っていますし、もっと普及してほしいものだと思っています。

これだけ便利なのに、広く普及しているとは言えないのは、なぜでしょうか。

施主側の理由は色々あると思います。

 

例えば、

今の使い勝手と違うのは嫌。

普通のスイッチでも無意識化で押せるし十分。

費用を出してまでやりたくない。

検討するのが面倒。

プランニングするのが面倒。

プランニングに失敗して使いづらくなったら嫌だから、普通のスイッチでいい。

建築業者の担当が乗り気じゃない。

 

適当に挙げてみただけも色々ありますね。

他にも、私が気づいていない理由も色々あると思います。

しかし今回、勝手にスイッチを大量に設置して感じたのは、施主側の理由とは別に建築側の理由もあるのかなと思いました。

それを下記に述べます。

 

  • プランニングするのが大変なのは建築側も変わらない
    居室以外を全部人感センサーにしようと思ったら、結構大変です。
    大変なわりには利益をあげられるようなオプションでもありません。
    検知範囲も意識しつつ設置しなくてはなりませんが、もしプランが変更になったら、間取りのみならずドアの開き方が変わっただけでも検討し直さなければならない可能性がありますので、人感センサーの挙動は常に意識していなければなりません。
  • センサーの検知範囲が他のものと干渉する可能性がある
    これは私が悩んだポイントの一つでもあります。
    玄関の手すりの真横にセンサーを取り付けた場合、手すりが検知範囲の邪魔にならないか。
    ファミリークロークの天井にセンサーを取り付けた場合、あとから設置した棚が邪魔にならないか。
    こういった微妙な設置位置の問題が絡む場合、センサーがうまく作動するかどうかは保証できないので、別のところに位置を変えるなりして工夫しなくてはなりません。あとは建築中に言われたこととして、階段の手すりとセンサーの検知範囲が重なる可能性があるが大丈夫か?ということと、天井の根太が邪魔で想定していた位置にセンサーが付けられないがどうするか?という問い合わせがありました。
    階段の手すりに関しては想定していた位置と少し異なる位置に手すりが来るため、被ってしまうということでした。
    幸い、私達のケースは何とかなりましたが、建築中に突然こんなこと言われても細かく調べていないと普通は回答できません。
    こういった事が発生するのも、敬遠する理由になるのかもしれません。
  • やり直しやクレームにつながる可能性がある
    設置位置を間違えて、意図しないところで動作してしまったり、逆に検知しなくてはならない状況で検知しないといったケースの場合、クレームになる可能性があります。
    普通のスイッチであればまだ問題にならないケースでも、人感センサーであることでクレームにつながる可能性があります。
    そういったリスクがあるのなら、なるべく設置しないほうが良いのではという思考に至る可能性もあります。

 

しかし、こういった理由があったとしても、それはあくまで建築側の理由。

施主側がやりたいのであれば、建築側はそれに応えるのが仕事の一つだと思います。

 

ぜひ、メリットもデメリットも理解した上で検討して頂ければと思います。

次回は、人感センサーのオプション費用や待機費用について考えます。

それでは、お読み頂きありがとうございました。

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