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なぜ二級・一級建築士に挑戦しようと思ったか

こんにちは、お久しぶりです。

このブログを定期的に読んでくださる方がいるかはわかりませんが、だいたい1年ぶりの投稿になります。

今まで何をしていたかと言いますと、一級建築士試験に挑戦していました。

2020年に、二級建築士に挑戦し無事合格することができましたので、2021年は一級に挑戦しました。

この記事では、一級建築士試験を知らない人、またはこれから受けようとしている人向けに、なぜ私が一級建築士を受験しようと思ったかお伝えいたします。

久しぶりに記事を書くにあたってテーマは何にしようか悩みましたが、まずは私がおよそ1年かけて体験したことを書くのがいいかと思い、執筆することにしました。

 

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なぜ挑戦したのか

私がなぜ一級建築士に挑戦したのか。

なんででしょうね?笑

よく聞かれる質問ですが、一つの明確な答えではないために答えに詰まることがあります。上手く説明できる自信はありませんが、書いてみます。

先程も述べましたが、私は2020年に二級建築士に挑戦し無事合格、2021年に一級建築士に挑戦しました。挑戦の理由を話すためには、まず二級建築士の話からします。

 

二級建築士に挑戦した理由

二級建築士を受験するためには厳しい受験資格要件があり、学歴がない場合、7年の実務経験を必要とします。私は大卒ですが、建築とは関係のない学歴なので、実質学歴なしとみなされます。2020年に学歴のある人は受験資格要件の緩和が行われましたが、学歴なしの人は以前同様です。

 

二級建築士を受験した理由は、建築について知りたかった事と、受験資格がある事に気づいたからです。

以前の私は、二級建築士という言葉に全然ピンと来ないし、自分とは関係ないものだ、ぐらいの感じで生きていました。そもそも、受験資格が厳しいから受験すらできないし、と。

ただ2018年にマイホームづくりをするにあたって多くの事を調べ、ブログを書くまでに至り、これによって建築への興味が高まりました。

ブログを書く上でも、あんまり適当な事を書きたくないので、建築についてもっと知りたいという気持ちがありました。(偉そうな事を言いましたが、実際適当な事書いてると思います。ゴメン)

 

そしてあるとき、二級建築士の受験資格を自分が持っている事に気づきました。普段から建築に携わる業務をしているためです。それならもっと建築について知るために、資格試験に挑戦してみるのも良さそうだと思ったのが始まりです。

建築を学校で学んでいない自分にとって、建築士試験を通して体系的に学んでみるのもいいかなー、一級建築士は知らないけど、二級建築士ならまだいけそうな気がする!といった感じです。

建築を本格的に学んでいない自分が、家づくり系のブログを書いていることや、建築の業務に携わっている事に少なからず後ろめたい気持ちがありました。自分の自信のためにも、資格があれば少しでもその根拠になるかなという思いもあります。

 

もちろん理由はそれだけではありません。たまたま、自分の興味のあるものが少ない時期だったという事もあります。つまり、ヒマだったから。

二級に挑戦した時期は、娘が1歳0ヶ月~1歳7ヶ月ぐらいの頃で、それほど活動的でない時期だったからというのも後押ししました。

子供がいない頃はまったく想像できなかったのですが、これぐらいの年頃は室内で遊ぶことが多く、例えば公園に行っても子供も大人も疲れるので長時間はいられません。

例えば買い物や旅行に行くにも手がかかるので、外出はできたら控えたいし・・・といった感じなので、子供が小さい頃は、意外に勉強するには向いている時期かなと思いました。(あまり動かないのでベビーカーとかに乗せとけばよく、外出に向いてるという考えもあります)

そして当初は想定していませんでしたが、試験勉強中に新型コロナウイルスが流行し、外出はしたくてもできない状態になりました。

 

たまたま仕事が忙しくない業務をしていたからというのもあります。残業が多い仕事で勉強もとなると、大変ですよね。

やる気や勉強方法も大事ですが、合格に大切なのは勉強時間を確保できるかという点です。それが確保できたのはとてもラッキーでした。

 

こうして、受験資格、勉強する意欲や目的、勉強できる環境が揃った事で、それならじゃあやってみようかなという感じになりました。

私が勤める会社は分類的には建築系ですが、建築士の資格が実務上必要ではないので、会社からの資格取得は重視されていません。ただ、それ故に取得している人は少ない状態でした。

私のケースでは会社からの影響はほとんどありませんでしたが、条件が合えば自分の価値を上げる事はしたいと思っていたので、丁度よく収まった形です。

 

二級建築士は、学科と製図共に独学で受験し、1発合格することができました。

 

一級建築士に挑戦した理由

一級建築士に挑戦した理由は、二級のときとほとんど変わりません。

これだ!といえる理由はなく、なんとなく勉強したら身になりそうだし、たまたま受験資格・ある程度の意欲・勉強できる環境と条件が揃ったのでやってみようかな、という感じです。

 

一級建築士の受験資格は少し複雑ですが、二級建築士を持っていればすぐに受験することができます。(なお受験はできますが資格取得は実務経験が必要です)

勉強する意欲や目的は、二級建築士である程度解消・達成されていましたが、やはりせっかくだから一級も取りたいという気持ちがありました。

以前同様に仕事はさほど忙しくなかったので、一番重要な勉強時間の確保は問題ありませんでした。

 

家庭環境的には娘が2歳~2歳7ヶ月ぐらいで、私が子供と遊びたい時期でしたが、勉強しながらでも触れ合える時間は確保できるだろうという見込みで挑戦しました。このときは二人目も考えていたため、二人目が出来てから勉強するよりかは今やったほうが絶対にいいだろうという考えもあり、妻に理解してもらいました。

新型コロナウイルスが依然として流行していたため、外出が制限されているならせっかくだしやろうかなというのもありました。

 

また、これも大切なことですが、二級建築士の挑戦が面白かったというのもあります。知らない事を体系的(学科)に学ぶ。苦手だった事(構造力学)を克服。一つのプランを時間内に完成させる製図試験。これが楽しかったこともあり、一級に挑戦したい気持ちを後押ししました。

住宅の間取りを見るのが好き、書くのも好き!という人には製図試験は楽しめるようで、私もそうでした。ただもちろん、楽しめるだけではなく大変な思いもしました。楽しい3:大変7ぐらいかなあ。

一級の製図試験の勉強には、1枚書くのに3時間ぐらいかかる図面を50枚ぐらい書きました。プラン(エスキス)は更にそれ+30枚ぐらい。

 

 

一級建築士試験受験を決意するには

私の受験動機は、「勉強したい」以外にはあまり積極的な理由はなかったので、受験を決意するのには決め手に欠けます。

「一級建築士は二級建築士の3倍難しい」と言われています。二級建築士でもそれなりに難しく、1年弱のプライベートな時間の多くを勉強時間に割く必要があったため、その3倍難しいと言われる一級建築士に合格するためには、どれだけの犠牲が必要なのか?と恐れていました。

(画像は使ったテキストと問題集の一部です)

 

このため二級建築士を合格した段階ではあまり一級の受験にポジティブには考えられませんでした。

営業を受けていた資格学校から「一級建築士試験を受験するなら、二級の勉強をした翌年が知識が残っているので一番合格しやすい」という話も聞きました。

どこからか聞こえてきた「いつか受けるなら若い時のほうがいいよ」「勉強時間が確保できてるときに受けたほうがいいよ」「コロナでどうせ外出できないんだから受けとけば?」「やっぱり資格持ってると他人からの評価が違う気がするよ」という声も・・・

 

仮に建築士試験を受験しないとして、プライベートで他にどんなやりたい事があるかどうか考えてみて、リストアップしてみました。でもあまり魅力的なものはないか、建築士試験を受けながらも両立が可能と思われることでした。

そうして考えるうちに「せっかく興味あるならチャレンジしないのはもったいない」という気持ちになり、いつのまにかやる気になっていました。

そうしてやる気をだんだん奮い立たせて行き、決断するために高額な参考書を買うという感じで半分むりやり決断しました。

一般的には7月に行われる学科試験に向けて、1年近くかけて勉強を始めるのが良いとされているようですが、受験するかどうかをうだうだ悩んでいたため、ちゃんと勉強し始めたのは1月頃からとなりました。

 

ダメだったら諦めよう、やらないよりかはやったほうがいい、勉強が足りないとしても、何年かかけてもいいさ・・・程度の気持ちで受験当初はいました。しかし、勉強し始めると「試験勉強を何年もやるのは無駄だから1年で終わらせたい!」という気持ちが強まり「自分の中で8割合格できると思える程度まで勉強しよう」という決心に変わりました。

このように、ゆっくりスタートしてだんだん意識を高めていく方法で私は決意を固めました。

 

終わりに

この記事を執筆している時点では、一級の学科は通りましたが製図はまだ合格発表前されておらず、結果はまだわかりません。

こうした受験段階の葛藤について、あまり情報が無かったので書いてみました。

これ以降の事は、また気が向いたら別の記事で書きたいと思います。

合格発表がありましたらまた報告させて頂きたいと思います。

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